《伯爵与妖精》卷五第五章美艳的后宫佳丽5.9
わけがわからない。けれどエドガーは、自分もそんなふうにして、プリンスそのものになっていたかもしれないと考えているのだろう。
真搞不懂,不过爱德格或许认为自己也有可能像他一样,被塑造成另一个王子吧。
そして彼は、そういうわけのわからない敵と戦おうとしている。
而且,爱德格打算挑战这个非比寻常的敌人。
切り取った梨をひとかけ、ナイフに突き刺したままリディアに差し出す。
他用小刀刺起一片削好的梨子递给莉迪亚。
受け取ってかじると、さわやかなあまさが、むりやりアルコールを流し込んだのどの不快感を消し去ってくれた。
她接过来并咬了一口,梨子清爽甘甜的滋味顿时消除了酒精流入喉咙的不适感。
「リディア、君は以前、愛のない結婚はしたくないと言ったよね」
「莉迪雅,你以前曾经说过不跟自己不爱的人结婚吧。」
唐突(とうとつ)な言葉に、リディアはまたちょっと緊張する。けれど彼は、艶(つや)っぽい話をするつもりではなさそうだった。
面对突如其来的言词,莉迪雅又紧张了起来,然而,他似乎不打算讲不正经的事。
「それはきっと正しい。貴族にとって、結婚は家系をつなぐためだというのが常識で、子供さえつくれば、夫婦ともども恋人と好き勝手にするのがふつう。父が母を見そめて侯爵から奪ったとしても、ほしいと思ったものを手に入れただけで、たぶんふたりとも、よくある貴族の夫婦だった。だけど、もしも父と母がお互いに心の絆(きずな)を持っていれば、その結婚が思いがけない不幸を招いたとしても、自分たちの子が不吉(ふきつ)な運命を背負っていたとしても、絶望することはなかったんじゃないだろうか」
「你的认知一点也没有错,结婚对贵族来说只是为了联系血统,所以只要孕育了下一代,夫妇各自拥有情人是很稀松平常的事。即使父亲是因为对母亲一见钟情才从侯爵身边夺走了她,但那也只不过是基于想获得自己想要的东西的占有欲罢了,他们两人大概也是很典型的贵族夫妇吧,假使父母亲真的对彼此拥有深厚的情感的话, 那么就算这桩婚姻会带来意料之外的不幸、就算自己的孩子背负了不祥的命运,也不至于到绝望的地步吧。」
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