双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(90)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
Ⅲ(18)
早速、ボクらは伸びかけの坊主頭にポマードを塗りたくってグランドにいた。
ボクらの時代から「説教」や虐待はやめようということになり、二年生も一年生もキャアキャア言いながら白球を追いかけた。新しいキャプテンは小学校の頃から「硬球でやりてぇ」と言っていた鬼塚君がなった。鬼塚君は硬球への思いが熱すぎて、中学の間もずっと軟球(なんきゅう)なのに硬式用のバットを使っていた。
ある夏休みの日。うちの野球部から高校野球に行ったOBの先輩が暇つぶしにノックをつけに来ていた。
練習の後、先輩はボクらをベンチの前に集め、チェリオをおごってくれながら、ひと講釈たれるのである。
「つーか、オマエら。センズリばコキようとか!?センズリしようもんは手ぇあげちみぃ!!」
「ウッス!!」
えっ!!二年全員?一年も!?どうやらそのセンズリをコイていないのはボクだけのようだった。びっくりした。
「キサマ、しょらんとや!?」
「ウッス!すんません!!」
「バカヤロウ!!とげなっとうとかキサマ!!そげなこつで野球ができるか!!明日までにバリッとシゴいてこんね!!」
「ウッス!!ありがというございます!!」
一年の前で、厳しく怒られた。そんなことで怒鳴られるものも釈然としないが、あの先輩は足を怪我していて、自分の練習に出れないもんだから、明日も必ず来るだろう。明日もシゴいてないといったら……。あぁ、いやだいやだ、また、そんなことで怒られるのは。
でも、みんなが陸上部の誰それは乳が大きいとか、あいつのブラジャーはスケスケばいとか、いまひとつ、それのなにがおもしろいのかは、わかってないのである。
オカンに渡された冊子にも自慰行為のうんぬんは書いてあって、そんなことは知らないわけでもないのだけど、自分と直結している問題として捉えてなかったのである。
面倒なことになったなぁ……。そう思いながら夕暮れの田んぼ道を自転車で帰った。
そこ頃の食欲は毎日、河馬のように食っても、すぐに腹が減る。勝手に気まずくなって、オカンの顔をあまり見ないように、おかわりだけは何杯もした。
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