双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(156)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
電気もガスも水道もつなげることができずトイレは九品仏の公衆便所に通った。友達に公衆電話から電話して、自由が丘に呼びつけては飯を奢(おご)らせ、昔の彼女に話があると呼び出しては、金を借りた。
そして、誰も寄り付かなくなった。学生の頃、自分は友達が多い方だなどと身勝手に考えてはいたが、簡単な理由でそんな勘違いも、三枚に下ろされた。
もう、自分にまともな生活ができる気がしない。本気でそう思っていた。家賃をキチンと納めて三度の飯を自分の金で食い、車を運転して、女とレストランで酒を飲んでいる同級生が、ハリウッドのセレブのように見える。
かたまりになった焦燥感と脱力感(だつりょくかん)は、もう当然のように水の出ない台所の前に転がっていて、その当たり前の風景は、どんなに最低の自分を映し出していても、身体を働かす力はどこかに沈んだままだった。
どろどろどろどろ、毎日がドブのようにじわじわと流れてゆく。
そんな生活が永遠に続くような気がしていたその頃、ローリングストーンズが初の日本公演のため来日した。
就職した友達は、東京ドーム十日間全公演を見に行くのだと一回一万円のチケットをすべて購入したらしい。あの時の来日公演はまるで万博のような盛り上がりで、ストーンズファンに限らず、ローリングストーンズとイアン·ミッチェル ロゼッタストーンの区別もつかないような人までもが東京ドームに見物するため押し寄せた。
寺の公衆便所までクソをしに行くような生活のボクでも、そのコンサートは是非観たいと思った。何とか金を借りて、音楽雑誌の編集者にチケットを取ってもらい、その日を待った。ダメな自分を勝手にストーンズに投影し、自分こそが観るべきコンサートなのだと思っていた。
ロックな気配が微塵(みじん)もない自由が丘の街も初日が開けると、駅前には似合わないストーンズのツアーTシャツを着た連中が溢れた。
僕がチケットを買った公演日。
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