双语阅读:《哈利波特与魔法石》第12章厄里斯魔镜8
「いつだって会えるよ。今度の夏休みに家に来ればいい。もしかしたら、その鏡は亡くなった人だけを見せるのかもしれないな。しかし、フラメルを見つけられなかったのは残念だったなあ。ベーコンか何か食べたら。何も食べてないじゃないか。どうしたの?」
ハリーは食べたくなかった。両親に会えた。今晩もまた会える。ハリーはフラメルのことはほとんど忘れてしまっていた。そんなことはもう、どうでもいいような気がした。三頭犬が何を守っていようが、関係ない。スネイプがそれを盗んだところで、それがどうしたというんだ。
「大丈夫かい?なんか様子がおかしいよ」ロンが言った。
あの鏡の部屋が二度と見つからないのではと、ハリーはそれが一番怖かった。ロンと二人でマントを着たので、昨夜よりノロノロ歩きになった。図書館からの道筋をもう一度たどりなおして、二人は一時間近く暗い通路をさまよった。
「凍えちゃうよ。もうあきらめて帰ろう」とロンがいった。
「いやだ!どっかこのあたりなんだから」ハリーはつっぱった。
背の高い魔女のゴーストがスルスルと反対方向に行くのとすれ違ったほかは、誰も見かけなかった。冷えて足の感覚がなくなったと、ロンがブツブツ言いはじめたちょうどその時、ハリーはあの鎧を見つけた。
「ここだ……ここだった……そう」
二人はドアを開けた。ハリーはマントをかなぐり捨てて鏡に向かって走った。
みんながそこにいた。お父さんとお母さんがハリーを見てニッコリ笑っていた。
「ねっ?」とハリーがささやいた。
「何も見えないよ」
「ほら!みんなを見てよ……たくさんいるよ」
「僕、君しか見えないよ」
「ちゃんと見てごらんよ。さあ、僕のところに立ってみて」
ハリーが脇にどいてロンが鏡の正面に立つと、ハリーには家族の姿が見えなくなって、かわりにペーズリー模様のパジャマを着たロンが映っているのが見えた。
今度はロンのほうが、鏡に映った自分の姿を夢中でのぞき込んでいた。
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