双语阅读:《哈利波特与魔法石》第13章尼可勒梅5
ハリーが突然ものすごい急降下を始めた。そのすばらしさに観衆は息をのみ、大歓声を上げた。ハーマイオニーは立ち上がり、指を十字に組んだまま口に食わえていた。ハリーは弾丸のように一直線に地上に向かって突っ込んで行く。
「運がいいぞ。ウィーズリー、ポッターはきっと地面にお金が落ちているのを見つけたのに違いない!」とマルフォイが言った。
ロンはついに切れた。マルフォイが気がついた時には、もうロンがマルフォイに馬乗りになり、地面に組み伏せていた。ネビルは一瞬ひるんだが、観客席の椅子の背をまたいで助勢に加わった。
「行けっ!ハリー」
ハーマイオニーが椅子の上に跳び上がり、声を張り上げた。ハリーがスネイプの方に猛スピードで突進してゆく。ロンとマルフォイが椅子の下で転がり回っていることにも、ネビル、クラップ、ゴイルが取っ組み合って拳の嵐の中から悲鳴が聞こえてくるのにも、ハーマイオニーはまるで気がつかなかった。ハリーしか見えなかった。
空中では、スネイプがふと箒の向きを変えたとたん、耳元を紅の閃光がかすめていった。ほんの数センチの間だった。次の瞬間、ハリーは急降下を止め、意気揚揚と手を挙げた。その手にはスニッチが握られていた。
スタンドがドッと沸いた。新記録だ。こんなに早くスニッチを捕まえるなんて前代未聞だ。
「ロン!ロン!どこ行ったの?試合終了よ!ハリーが勝った!私たちの勝ちよ!グリフィンドールが首位に立ったわ!」
ハーマイオニーは狂喜して椅子の上で跳びはね、踊り、前列にいたパーバティ·パチルに抱きついた。
ハリーは地上から三十センチのところで静かに飛び降りた。自分でも信じられなかった。やった!試合終了だ。試合開始から五分も経っていなかった。グリフィンドールの選手が次々とグランドに降りてきた。スネイプもハリーの近くに着地した。青白い顔をして唇をギュッと結んでいた。誰かがハリーの肩に手を置いた。見上げるとダンブルドアがほほえんでいた。
「よくやった」
ダンブルドアがハリーだけに聞こえるようにソッと言った。
「君があの鏡のことをクヨクヨ考えず、一生懸命やってきたのは偉い……すばらしい……」
スネイプが苦々しげに地面につばを吐いた。
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