双语阅读:《哈利波特与魔法石》第15章禁林2
「一人五十点です」マクゴナガル先生はとがった高い鼻から荒々しく息を吐いた。
「先生……、お願いですから……」
「そんな、ひどい……」
「ポッター、ひどいかひどくないかは私が決めます。さあ、みんなベッドに戻りなさい。グリフィンドールの寮生をこんなに恥ずかしく思ったことはありません」
一五〇点を失ってしまった。グリフィンドールは最下位に落ちた。たった一晩で、グリフィンドールが寮杯を取るチャンスをつぶしてしまった。鉛を飲み込んだような気分だった。いったいどうやったら挽回できるんだ?
ハリーは一晩中眠れなかった。ネビルが枕に顔を埋めて、長い間泣いているのが聞こえた。慰めの言葉もなかった。自分と同じように、ネビルも夜が明けるのが恐ろしいに違いない。グリフィンドールのみんなが僕たちのしたことを知ったらどうなるだろう?
翌日、寮の得点を記録している大きな砂時計のそばを通ったグリフィンドール寮生は、真っ先にこれは掲示の間違いだと思った。なんで急に昨日より一五〇点も減っているんだ?そして噂が広がりはじめた。
――ハリー·ポッターが、あの有名なハリー·ポッターが、クィディッチの試合で二回も続けてヒーローになったハリーが、寮の点をこんなに減らしてしまったらしい。何人かのバカな一年生と一緒に。
学校で最も人気があり、賞賛の的だったハリーは、一夜にして突然、一番の嫌われ者になっていた。レイブンクローやハッフルパフでさえ敵に回った。みんなスリザリンから寮杯が奪われるのを楽しみにしていたからだ。どこへ行っても、みんながハリーを指さし、声を低めることもせず、おおっぴらに悪口を言った。一方スリザリン寮生は、ハリーが通るたびに拍手をし、口笛を吹き、「ポッター、ありがとうよ。借りができたぜ!」とはやしたてた。
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