《伯爵与妖精》卷二第五章隔着玻璃的爱恋5.7
「一刻も惜しいのです。ここで僕が待っていて、もしも手遅れとなった場合、一セントもお支払いできませんよ」
「事不宜迟,如果因此迟了一步我是一分钱都不会给的喔。」
「手遅れ?」
「迟了一步?」
「リディアは病気なんです。眠り続けているはずで、ほうっておけば手遅れになります」
「因为莉迪雅生病了,她应该一直处在昏迷的状态,如果放着不管就来不及了。」
「……なるほど、それでお急ぎと。となると問題ですね。ご案内して、手遅れだった場合は?」
「......原来如此,那么要快点才行。但问题是,如果我带您去却还是迟了一步的话呢?」
リディアの動揺とはうらはらに、商談は、奇妙なほど淡々と進められていく。
与莉迪雅的不安正好相反,买卖似乎出人意料之外地顺利进行着。
「その場合は、あなた方の責任ではない。お支払いします」
エドガーがそう言うのは、一刻も早くリディアの身体(からだ)に瓶(びん)の中の魂を戻さなければならないからだ。
爱德格这样说是因为必须尽快让瓶子里的灵魂回到莉迪雅的身体里。
しかしグレアムにとって、さらってきた少女を隠した場所へ、エドガーを案内するというのは、保身(ほしん)のためにはなるべくやりたくないはずだ。それでも、確実に商談を成立させるためにはそうするしかない。
可是对格雷尔姆爵士来说,为了自保,应该要尽可能避免带爱德格去掳来的少女藏匿的地方,尽管如此,为了确保谈判成立,他也不得不这么做。
ともかくグレアムは、のどから手が出るほどほしい大金と、リスクとを天秤(てんびん)に掛け、結局、大金を取ったようだった。
总之,格雷尔姆爵士将自己所渴求的巨款与风险同时摆在天秤上,结果他似乎还是选择了巨款一边。
エドガーが書類にサインする羽根ペンの音を聞きながら、リディアは悲しくなってきていた。
莉迪雅听到爱德格在文件上签名时羽毛笔发出的声音,不禁感到悲从中来。
どうして、そんなにまでしてと、わからなくなる。
她实在不明白为什么他要做到这个地步。
- 相关热词搜索: 伯爵 妖精 第五章 玻璃 爱恋 5.7
- 上一篇:日语能力考试二级阅读理解精讲精析(18)
- 下一篇:日语能力考试二级阅读理解精讲精析(19)
相关阅读
- 《伯爵与妖精》片尾曲~My Fairy~08-26
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第三章3.409-09
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第三章3.611-16
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第四章4.209-10
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第四章4.309-19
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第五章5.809-26