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《伯爵与妖精》卷二第五章隔着玻璃的爱恋5.7

时间:2011-11-04 13:00:52  来源:可可日语  作者:ookami

「一刻も惜しいのです。ここで僕が待っていて、もしも手遅れとなった場合、一セントもお支払いできませんよ」

「事不宜迟,如果因此迟了一步我是一分钱都不会给的喔。」

「手遅れ?」

「迟了一步?」

「リディアは病気なんです。眠り続けているはずで、ほうっておけば手遅れになります」

「因为莉迪雅生病了,她应该一直处在昏迷的状态,如果放着不管就来不及了。」

「……なるほど、それでお急ぎと。となると問題ですね。ご案内して、手遅れだった場合は?」

「......原来如此,那么要快点才行。但问题是,如果我带您去却还是迟了一步的话呢?」

リディアの動揺とはうらはらに、商談は、奇妙なほど淡々と進められていく。

与莉迪雅的不安正好相反,买卖似乎出人意料之外地顺利进行着。

「その場合は、あなた方の責任ではない。お支払いします」

「那种情形并不是您的错,我会付钱的。」

エドガーがそう言うのは、一刻も早くリディアの身体(からだ)に瓶(びん)の中の魂を戻さなければならないからだ。

爱德格这样说是因为必须尽快让瓶子里的灵魂回到莉迪雅的身体里。

しかしグレアムにとって、さらってきた少女を隠した場所へ、エドガーを案内するというのは、保身(ほしん)のためにはなるべくやりたくないはずだ。それでも、確実に商談を成立させるためにはそうするしかない。

可是对格雷尔姆爵士来说,为了自保,应该要尽可能避免带爱德格去掳来的少女藏匿的地方,尽管如此,为了确保谈判成立,他也不得不这么做。

ともかくグレアムは、のどから手が出るほどほしい大金と、リスクとを天秤(てんびん)に掛け、結局、大金を取ったようだった。

总之,格雷尔姆爵士将自己所渴求的巨款与风险同时摆在天秤上,结果他似乎还是选择了巨款一边。

エドガーが書類にサインする羽根ペンの音を聞きながら、リディアは悲しくなってきていた。

莉迪雅听到爱德格在文件上签名时羽毛笔发出的声音,不禁感到悲从中来。

どうして、そんなにまでしてと、わからなくなる。

她实在不明白为什么他要做到这个地步。

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