《伯爵与妖精》卷二第六章那家伙无情的复仇6.6
「ドーリスもこの船にいるっていうの?」
「你是说她也在这艘船上吗?」
「たぶん、いると思うわ。彼女も、あの倉庫に閉じこめられていたの。あのあと倉庫にグレアム卿(きょう)が来て、あたしと一緒にこの船に運んだはずだもの」
「应该在吧,她也被关在那间仓库里,因为之后格雷尔姆爵士来到仓库,所以她应该也和我一样被送上这艘船了。」
ロザリーは驚いたような顔をした。ドーリスが倉庫にいたとは思わなかったのだろう。しかしグレアムが犯人だということは、すでに自分もこんな目にあったからにはわかっているようだった。
大概是没想到朵丽丝会在那间仓库里吧,罗萨琳一脸惊讶,不过,格雷尔姆爵士就是犯人这件事,她应该早已在自己遇上这种事后就明白了才对。
「おじさまが、ドーリスを監禁(かんきん)してたなんて知らなかったの。身内だし、信用してたのに、財産目当てにこんなことするなんて……」
「我不知道叔父居然把朵丽丝囚禁起来,我们把他当成家人般地完全信任他,但他居然为了财产做出这种事......」
不安げに、ロザリーは立ち止まった。
罗萨琳不安地停下脚步。
「わたし、ドーリスに会えないわ。いっぱい意地悪したし、いなくなればいいなんて言ってしまった……。だから、こんなことになってるなんて何も知らないまま、田舎(いなか)で療養してると思ってたの。お見舞いの手紙さえ出そうともせずに、向こうから何の報(しら)せもないことに腹を立ててたくらいだもの」
「我没有脸见朵丽丝,因为我老是欺负她,还叫她最好从这个世上消失......所以,我一点都不知道事情会演变成如此,还以为她回乡下去养病,我甚至连一封慰问信都没有寄、又在气她为什么都不跟我联络。」
「でもドーリスさんは、べつにあなたのこと怒ってなかったわよ。仲直りしたいなら、あやまればいいじゃない」
「但是朵丽丝小姐一点都没有生你的气喔,如果你想要和她和好,只要向她道歉就行了吧。」
「あやまる?」
「道歉?」
けれどロザリーは、ひどく怪訝(けげん)そうに返した。
罗萨琳诧异地反问。
「わたし、あやまったことなんてないわ。そんなことしたら、負け犬みたいじゃない」
「我从来没有向人道过歉,如果道了歉,不就变成丧家之犬了吗?」
「そういう問題じゃ……」
「不是那种问题......」
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