《伯爵与妖精》卷二第六章那家伙无情的复仇6.7
……エドガーはどうなのだろう。とそのときふと考えたのは、リディアに対して屈託なく接してくれるめずらしい人だからだった。
......那爱德格的情况呢?她突然想到他,是因为他是个能毫不顾忌地与莉迪雅相处的稀有人物。
でも、本当のところ彼が、リディアの能力を気味悪く感じていないかどうかはわからない。
可是,私底下他是否对莉迪雅的能力感到厌恶就不得而知了。
フェアリードクターの能力を認められることと、人としてふつうに受け入れられることとは違うと思えば、慎重になるしかなくて、ついガードを固くしてしまう。
但是当她想到使妖精博士的能力受到认同,与把她当作正常人来看待这两件事不一样的时候,态度便小心谨慎起来,不自觉地在心中对爱德格筑起一道高墙。
その一方で、仲間のように感じてくれるならうれしいし、できるなら信頼したいと思う。だからふたりの少女を見捨てるような無責任なことを、エドガーにはしてほしくなかった。能力だけでなく、リディアの気持ちを理解してほしかった。なのに素直に伝えられず、ひっぱたいてケンカを売ってきたなんて、ひねくれているのはロザリーとそう変わらないだろう。
不过在另一方面,如果可以被他当作同伴的话,她不仅会感到高兴,可能的话,也想要去相信他,因此她希望爱德格不要做出对那两名少女见死不救、不负责任的事情;她希望爱德格不仅是理解她的能力,也能感受到自己的心情,可是自己却无法坦率地表达出来,不但打了他、还找他的碴,这种别扭的个性不是跟罗萨琳一个样吗?
本当のことを告げるのは、案外難しいことなのかもしれない。
要将真正的想法告诉她,说不定出乎意料地困难吧。
あの大うそつきも、本当のことが言えないだけなのだろうか。
不知道那个大骗子是否也只是无法说出实情而已。
プリンスから逃げるためだとしても、犯罪まがいの数々は人には言えない過去だろう。仲間たちを思っての復讐(ふくしゅう)も、平和に生きてきた世間知らずのリディアに説明できることではなかったのだ。
他虽然是为了要逃离王子才犯下许多罪行,但是那也是无法说出口的过去吧,为了同伴而进行复仇的行为,也同样没办法对生活在和平中、不知人间险恶的莉迪雅说明。
だからうそをついたまま、危険は承知でリディアを利用した。そのくせ思いがけないほど心配し、親身になって助けようとした。
所以他明明知道很危险,还是撒谎利用了莉迪雅,为此他意外地担心,并想亲自营救她。
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