《伯爵与妖精》卷二第六章那家伙无情的复仇6.7
彼女のそばを離れ、あきれた様子のニコがついてきていることを確認しながら、まだ調べていない部屋を探しはじめた。
她离开罗萨琳的身边,一边确认不耐烦的尼可是否跟上来、一边开始查看还为调查过的房间。
「面倒だな、人間ってのは。なんでそんなひねくれたことをするかな」
「人类真是麻烦,个性怎么会这么别扭啊。」
ニコがつぶやく。
尼可小声地说着。
「そうね。好きなら好きって言えばすむことなのにね」
「是啊,喜欢的话就说出口嘛。」
けれど、ロザリーの気持ちもわからなくもない。好意を持っていても受け入れられるとは限らないし、信頼や期待を裏切られたとき傷つくのは怖い。
可是,她也不是不懂罗萨琳的心情,即使喜欢对方也未必会被接受,而当自己的信赖与期待遭到背叛时所受的伤害,也同样令人害怕。
妖精が見えると言い張る少女として、変人扱いされてきたリディアも、人には好かれないとあきらめている自分がいる。
因为莉迪雅是个声称自己看得见妖精的少女而被别人当成异类看待,也曾因为无法被人接受而感到心灰意冷。
ただ見えるだけならともかく、母のようになりたいと考えた彼女は、妖精のせいで怪我(けが)をしたり不利益をこうむっている人々に助言を試みてきたが、言いがかりだとかいやがらせだとか、迷惑に受けとめられただけだった。
如果只是看得见妖精也就罢了,但是她希望能成为像母亲一样的妖精博士,虽然她试着给那些因为妖精而受伤、蒙受损失的人们建议,但是却被说是在找碴、令人感到困扰。
フェアリードクターとしての能力を、理解してもらいにくいのはしかたがないと思っているから、誰かを好きになっても、たぶんきっと、気持ちを伝えることなんかできなくて、最初からあきらめるのだろうと思う。
莉迪雅认为妖精博士的能力难以被理解也是莫可奈何的,所以即使她喜欢上某个人,大概也无法传达自己的心意,因此她在一开始就放弃了吧。
あからさまに変人扱いしなくても、妖精が存在すると思っていない人にとってリディアのような能力は、気味が悪いという感覚をどうしたってぬぐえないだろうから。
不过就算没有被人明显地当成异类,对认为妖精不存在的人来说,莉迪雅的能力让他们感到有不舒服或许是无法抹灭的事实吧。
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