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《伯爵与妖精》卷二第七章春风传递祝福7.3

时间:2011-11-14 13:26:51  来源:可可日语  作者:ookami

船が、ぐらりとゆれた。

船身在剧烈摇晃。

いや、ゆれたのは船ではなく、倉庫に積み上げられた荷だ。それが傾いたかと思うと、グレアムたちの頭上へ一気に崩れ落ちる。

不,在摇晃的并不是船,而是堆积在仓库里的货物,原本以为它们只是有点倾斜,没想到一口气全砸在格雷尔姆爵士他们的头顶上。

その上へ舞い降りたのは黒い人影。

从货物上面降落的是道黑色人影。

木箱や樽(たる)の直撃を、かろうじてまぬがれたグレアムに、レイヴンが飛びかかり押さえつける。

雷温猛然扑上去,压制住好不容易躲过木箱与木桶攻势的格雷尔姆爵士。

首にナイフを突きつければ、残ったグレアムの部下たちも動けなくなった。

他用小刀抵住格雷尔姆爵士的脖子,而其余的爪牙也全都动弹不得。

しかしほっとする間もなく。

可是还来不及安心。

「リディア、やつらが来た!」

「莉迪雅,那些家伙来了!」

崩れた積み荷によじ登り、ニコが叫んだ。

尼可一边踩着倒塌的货物往上爬,一边叫喊着。

息を切らせて、ロザリーが駆け込んでくる。

罗萨琳气喘吁吁地跑了进来。

ボギービーストが彼女の肩の上でにやりと笑う。

魔兽坐在她的肩膀上窃笑着。

「ロザリーさん、やめて、あなたはそれにあやつられてるのよ!」

「罗萨琳小姐,快住手,你被那个东西操控了呀!」

けれどリディアの声は、彼女の耳には届いていなかった。

可是她并没有将莉迪雅的话听进去。

瑪瑙に閉じこめられた邪悪なものが、にじみ出す力でロザリーを包み込んでいる。

被封印在水玛瑙中的邪恶妖精利用渗出来的魔力将罗萨琳包围起来。

ごく弱い力でも、ロザリーのエドガーに対する好意と恨みと共鳴して、彼女の意志をとらえてしまっている。

虽然他的魔力还很微弱,但是那股力量却与罗萨琳对爱德格的爱慕及憎恨产生共鸣、夺取了她的意识。

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