《伯爵与妖精》卷三第五章射手放箭5.3
その言葉を素直にうれしく思いながら、けれどエドガーは、やっぱり似ているのだと思う。
虽然爱德格对这句话感到十分高兴,不过还是觉得自己很像王子。
これからも、生きている限り似ていくだろう。あの男を意識しながら、戦っていこうとするなら、もとの自分を切り捨てていくことになる。
从今而后也一样,只要活在世上的一天,他就与王子脱离不了关系吧,如果在意那个男人并打算与他为敌,势必要舍去自我。
たとえば、幸福な頃の自分を知るポールを、この手で葬(ほうむ)らねばならないように。
譬如,他必须亲手葬送波尔的性命,因为他知道过去幸福的自己。
「エドガーさま、だから、私は心配です。わずかでもわかり合えたと感じた相手には、あなたは、とてもやさしい」
「爱德格伯爵,所以我才替您担心,您只要遇到稍微心灵相通的人就会变得特别仁慈。」
ポールのことだろうか。彼が義賊団(ぎぞくだん)のスパイでも、エドガーには手を下(くだ)すことができないかもしれないと心配しているのか。
他是指波尔吧,雷温担心就算他是义贼团的奸细,爱德格说不定也无法狠下毒手。
「レイヴン、成長したね」
「雷温,你有进步喔。」
人を殺す機械のように扱われてきた少年を、守ってやるつもりでここまできた。けれど本当のところ、彼にどれほど救われているだろうとエドガーは思う。
爱德格为了守护被当成杀人机器的少年,一路跌跌撞撞才走到了今天,但是说真的,他反而觉得自己不知被他拯救过多少次。
守るべき人がいるうちは、まだプリンスのようにはならないかもしれない。
当必须守护的人还在身边时,他或许能幸免于变得和王子一样。
わかり合えるはずの人を、傷つけることになったとしても……。
即使要去伤害心灵相通的人也......
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