《伯爵与妖精》卷三第六章青骑士伯爵的血6.2
彼は立派な紳士(しんし)だから、めったなことでリディアは抱きあげたり撫(な)でたりなんてしない。
因为他是高尚的绅士,所以莉迪雅不会轻易抱他或抚摸他。
昔から対等な友達だった。
一直以来,两人都是地位相等的朋友。
「ニコ、いままでありがとう。そばにいてくれて」
「尼可,谢谢你过去一直陪在我身边。」
ふてくされたまま黙っているニコの手を取る。小さくてふさふさした、まるで猫の前足、けれど人間以上に上品にティーカップを持ちあげ、ナイフとフォークを操ることのできる不思議な手を握りしめ、そして離した。
尼可一脸不悦,闷不吭声,接着莉迪雅握住他的手,那不可思议的手既娇小又蓬松,宛如猫的前脚一般;不过却能比人类更优雅地拿起茶杯、使用刀叉,莉迪雅紧握了一会儿,然后再度放开。
「教授はどうするんだよ」
「教授该怎么办呢?」
「あとで手紙を書くわ。ニコ、あたしがいなくなっても、できれば少しの間だけ、父さまのお酒の相手をしてあげて」
「我之后会写信给他的,尼可,即使我不在了,也请你暂时充当陪伴父亲大人喝酒的朋友。」
ニコはやはり不服そうなままで、返事はなかった。
尼可看来还是很不服气,不过并没有应声。
リディアは立ち上がり、エドガーの部屋へと急いだ。
莉迪雅站起身来,急忙前往爱德格的房间。
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