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双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(83)

时间:2012-04-12 11:50:12  来源:可可日语  作者:dodofly

东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。

Ⅲ(11)

気性の荒い土地柄の中学にある野球部。そして、そこにある野球部は運動部といっても、どこにも爽やかさはない。
一年は全員丸刈りだが、三年生はみんなリーゼントやパンチパーマを当てていて、部室は暴走族の集会所のようになっていた。
つまり、試合に出ている人はみんなポマード臭いのであり、髪型が崩れると言って帽子も被りたがらないのである。
そんな野球部が強いはずもなかったが、練習のシゴキとイジメだけはメジャー級。四月に七十人いた一年生があっという間に半分減り、結局、ボクの同級生は最終的に十人になり、レギュラーを獲(獲)ることだけは難しくなかった。

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朝は七時過ぎに部室へ行き、前日洗った先輩(せんぱい)のユニフォームを畳み、スパイクに靴墨を塗り、先輩が来るのを始業まで待つ。昼休みも部室に集合し、パン、煙草、女子バスケ部のブルマなど、先輩の所望する品々を調達するためだけに、常駐していなければならない。雨が降る日はグラウンドが使えず、教室や廊下を使って苦しい筋肉トレーニングと部室で行われる「説教」と呼ばれるミーティングがある。
ベンチの上にバットを並べ、その上に正座する。足の甲とすねが折れるほど痛い。その上に、もう一本。ふくらはぎと内股の間。
もうこれはミーティングでもなんでもなくイジメを越えて拷問なのだが、中一になったボクらから見ると、中三の先輩は身体も大きく、ガラが悪い。その恐ろしいことと言ったら、ウチの便所くらい怖いものだから、そりゃ新入生も片っ端から辞めるはず。

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