《伯爵与妖精》卷五第八章祥和的预感8.6(完)
エドガーとしては、助かったのはケルピーのおかげではなく、やはりリディアの、フェアリードクターとしての知恵と勇気のおかげだと思っている。
对爱德格来说,他认为自己能够脱困并不是靠格鲁比,制胜的关键果然还是莉迪雅拥有的妖精博士的智慧与勇气。
けれどこのまま、リディアに頼っていくことに、迷いを感じ始めているのも事実だった。
但是事实上,爱德格也为自己往后将越来越倚重莉迪雅一事感到迷惘。
「レイヴン、僕にリディアを守ることができるのだろうか」
「雷温,我有能力守护莉迪雅吗?」
書斎(しょさい)でひとり考え事をしていたエドガーのところへ、手紙の束を届けに来たレイヴンに、そのまま問いかけている。
在书房沉思的爱德格不禁对送信进来的雷温问。
「リディアを犠牲(ぎせい)にはしたくない。でもそばにいてほしい。フェアリードクターとしての力が必要だし、それ以上に、彼女がそばにいると安らげる。今までになく、僕は、リディアのそばでおだやかに呼吸ができるような気がしてるんだ。だからどうにかしてものにしようとし続けてきた」
「我不想牺牲莉迪雅,可是我又希望她能留在我身边,这不只是因为我需要妖精博士的力量,另一方面,有她陪伴也能稳定我的心灵,只有待在莉迪雅身边时,我才能够平静地呼吸,而这种感觉比以往更加强烈,因此,我才会一直设法留住她。」
直立不動で聞いているレイヴンは、エドガー自身ですら整理できない感情の矛盾(むじゅん)をぶつけられて、おそらく途方(とほう)に暮れている。
雷温静静地站在原处倾听爱德格的话,然而,这种矛盾的感情连爱德格自己都无法理出头绪,雷温恐怕也是爱莫能助。
「リディアは僕に必要なものを与えてくれる。でも僕は何を与えてやれる?そばに置いておけば危険なだけじゃないか。幸せにする自信なんてないのに、そもそも僕に、まともな未来があるのかどうかもわからないのに、結婚を望んでいるなんてあまりにも自分勝手だよな。そう思っても手放す勇気もない。どうすればいいかわからない」
「莉迪雅给了我许多我需要的东西,但是,我又能够给她什么呢?如果将她留在身边,只会徒增她的危险,我没有自信能够使她幸福,而且,我本来就不晓得自己是否能拥有平凡的未来,这样的我想要与她结婚或许太过自私;尽管如此,我却没有勇气放手,我已经不知道该怎么办。」
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