双语阅读:《哈利波特与魔法石》第6章从943站台开始的旅程10
「あのね、スキャバーズのひげの端っこの方が少し黄色っぼくなってきたみたい」
ハリーはロンが寮のことを考えないように話しかけた。
「それで、大きい兄さんたちは卒業してから何してるの?」
魔法使いって卒業してからいったい何をするんだろうと、ハリーは思った。
「チャーリーはルーマニアでドラゴンの研究。ビルはアフリカで何かグリンゴッツの仕事をしてる」とロンが答えた。
「グリンゴッツのこと、問いた?『日刊予言者新聞』にべ夕べタ出てるよ。でもマグルの方には配達されないね……誰かが、特別警戒の金庫を荒らそうとしたらしいよ」
ハリーは目を丸くした。
「ほんと?それで、どうなったの?」
「なーんも。だから大ニュースなのさ。捕まらなかったんだよ。グリンゴッツに忍び込むなんて、きっと強力な闇の魔法使いだろうって、パパが言うんだ。でも、なんにも盗っていかなかった。そこが変なんだよな。当然、こんなことが起きると、陰に『例のあの人』がいるんじゃないかって、みんな怖がるんだよ」
ハリーはこのニュースを頭の中で反芻していた。「例のあの人」と聞くたびに、恐怖がチクチクとハリーの胸を刺すようになっていた。これも、「これが魔法界に入るってことなんだ」とは思ったが、何も恐れずに「ヴォルデモート」と言っていた頃の方が気楽だった。
「君、クィディッチはどこのチームのファン?」ロンが尋ねた。
「うーん、僕、どこのチームも知らない」ハリーは白状した。
「ひえー!」
ロンはものも言えないほど驚いた。
「まあ、そのうちわかると思うけど、これ、世界一おもしろいスポーツだぜ……」
と言うなり、ロンは詳しく説明しだした。ボールは四個、七人の選手のポジションはどこ、兄貴たちと見にいった有名な試合がどうだったか、お金があればこんな箒を買いたい……ロンが、まさにこれからがおもしろいと、専門的な話に入ろうとしていた時、またコンパートメントの戸が開いた。今度は、「ヒキガエル探し」のネビルでもハーマイオニーでもなかった。
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