《伯爵与妖精》卷三第三章绯月、白月3.1
朱(あか)い月、白い月
第三章 绯月、白月
『伯爵(はくしゃく)を騙(かた)るニセ者、きさまに青騎士伯爵を名乗る資格がないことは知っている。すみやかに宝剣を放棄(ほうき)しろ。さもなくば、きさまの命も宝剣とともにいただく』
『冒用伯爵名号的冒牌货,我知道你这家伙没有资格称为青骑士伯爵,再不放弃宝剑的话,我将夺走你的性命和宝剑。』
そう書かれた手紙には、もちろん署名はなく、封筒(ふうとう)には赤いインクで、三日月(みかづき)を描いたマークだけがあった。
这种恐吓信当然不会留下署名,信封上只有一个新月标志的红色戳记。
「ふざけた手紙だ」
「这是恶作剧信。」
エドガーはそれをかたわらに投げ出し、ティーカップに手をのばした。
爱德格将那封信往旁边一丢、伸手拿茶杯。
起き抜けに不愉快(ふゆかい)な気分にさせられた。
才刚起床就被搞得乌烟瘴气。
ゆうべの舞踏(ぶとう)会は夜中まで続き、眠ったのは明け方、そして目覚めた時間はすでに昼前だが、夜会(やかい)に明け暮れる貴族の生活習慣といえばこんなものだ。
昨晚的舞会一直持续到深夜,对夜夜笙歌的贵族来说,阖眼时天色微亮、睁开眼睛已是正午的生活作息相当平常。
そんな主人が起き出すのを、辛抱(しんぼう)強く待っていたらしい執事(しつじ)が、青くなって持ち込んだ手紙は、ゆうべのうちに裏口から投げ込まれたものだという。誰もが忙しくしていたので、気づいたのが今朝(けさ)だったというわけだ。
努力耐着性子等候主人起床的总管脸色铁青地带来这封信,据说是昨天晚上从后门丢进来的,因为当时所有人都忙成一团,所以直到今天早上才发现。
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