《伯爵与妖精》卷三第三章绯月、白月3.5
「どうしてしょっちゅう道を聞かれるの?」
「为什么你老是被人问路呢?」
「さあ、屋根の上で昼寝してただけなんだけどな」
「不知道,我只不过是在屋顶上睡午觉而已啊。」
どうせ片ひじを枕(まくら)に足なんか組んだりして、およそ猫らしくない気取ったかっこうで寝そべっていたのだ。空を飛ぶ者からすれば、目立つことこの上ない。ひとめで妖精族だと気づくだろう。
一定是他用单手枕着头,翘着二郎腿午睡的模样太不像猫了,由空中往下看非常醒目,一眼就能看出他是妖精吧。
「しかたがないわ。女王さまにはこの方と結婚していただきましょう」
「没办法,只好请女王陛下与这位先生结婚了。」
スイートピーが、気を取り直して決意するのは早かった。さっとポールの上着をつかむ。
香豌豆花重新振作精神,迅速地作出决定,然后突然揪住波尔的上衣。
リディアが怖(おそ)れていたのはこれだ。
莉迪雅害怕的就是这件事。
「ちょっと待って、女王の夫が誰でもいいっていうの?」
「等等,你的意思是任谁都能当女王陛下的夫婿吗?」
「わたくしたち、女王さまの結婚を待ちくたびれているんです。どうしても伯爵をとおっしゃって、〝月〟を手に入れるためにどれほど苦労したか。もうこれ以上待てません。わたくしたち一族の繁栄のために、できるだけ早く結婚していただかないと。ですからこの方を、伯爵ということにして連れ帰りたいと思います」
「我们等待女王陛下的婚礼已经等得不耐烦了,我们可是历经千辛万苦才得到伯爵要求的『月亮』,所以我们已经无法再等了,为了我族的繁荣必须尽早举行婚礼,因此我们决定将错就错把这位先生当成伯爵带回去。」
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