《伯爵与妖精》第四卷第六章神秘的城堡6.6
悪意を持って、セルキーの心臓を利用しているような人だ。それでいて、たぶんリディアよりもずっと、フェアリードクターとしての知識や経験を持っている相手なのだ。
对方是个心怀不轨、打算恶意利用瑟尔奇心脏的人;而且他所具备的妖精博士知识与经验大概远比莉迪雅来得丰富。
でも、逃げるわけにはいかない。
不过,绝对不可以临阵脱逃。
「ここです」
「就是这里。」
二階の、これといって厳重そうでもないドアの前で、老婆は立ち止まった。
老婆婆在二楼的某间看起来并没有严密看管的房间前停下脚步。
妖精には触れることさえできないらしいドアノブを、リディアは握った。
莉迪雅握住那个妖精们似乎没办法触碰的门把。
思いがけないことに、そのドアには鍵(かぎ)がかかっていなかった。
出乎意料之外,那扇门竟然没有上锁。
そっと押し開けてみるが、人の気配(けはい)はない。
莉迪雅悄悄地打开门,房内好像没有半个人。
リディアはひとり、中へ入っていく。
莉迪雅独自走进房内。
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