《伯爵与妖精》第四卷第六章神秘的城堡6.10
無能すぎて情けなくて、そんなだから、エドガーにも見捨てられるんだわと思った。
莉迪雅认为自己既无能又没用,所以也会被爱德格舍弃。
なのに彼は来てくれた。
然而,他却赶来了。
うれしかったけれど、今は、彼の期待にそえるような力は自分にはない気がしている。
虽然感到欣慰,可是莉迪雅却发现,凭自己现在的能力无法满足他的期望。
「だから無理なの。あたしは臆病(おくびょう)で、ひとりじゃどうにもできないことばかり。強がりを言ってるだけで、本当は怖くてしかたがないの。セルキーを助けなきゃと思っても、ユリシスに立ち向かうなんて無理。逃げ出したくてしかたがないのよ!」
「没办法,谁叫我胆小,只有一个人的话老是一事无成;只会逞口舌之快,其实心里怕得不得了;即使想要拯救瑟尔奇,却无法面对尤利西斯,而且满脑子只想要逃出去啊!」
言ってしまってから気がついた。得体の知れない誰かにここへ連れてこられて、死んだ娘の霊に取(と)り憑(つ)かれて、それでもセルキーを助けたいとここに残る決意をしたのは、エドガーがいたからだ。
莉迪雅一口气说完之后,才察觉一件事,自己被不知名的人物带到这里,还被某个女孩的亡灵附身,尽管如此,她依然为了要帮助瑟尔奇而决定留下,这一切是因为有爱德格。
彼といっしょに敵に立ち向かうなら、どうにかなりそうな気がした。
总觉得,只要自己与他一起对抗敌人,好像就能杀出重围。
ひとりじゃないから勇気が持てた。
因为她觉得自己不再是孤单一人,所以才萌生出勇气。
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