《伯爵与妖精》第四卷第七章蓝宝石的梦7.13
返事の代わりにそう言って、波打ち際(ぎわ)ヘリディアは歩み寄った。淡いセピアに染まった波頭(なみがしら)は、なんとなく淋しげに、彼女の影にまとわりつく。
莉迪雅以此代替回答走向海边,在染上一层淡褐色的浪头衬托之下,她的身影看起来有些寂寞。
「リディア、きっと後悔するからいやだと、きみは言ったね……」
「莉迪雅,你曾说过,将来一定会后悔,所以才拒我于千里之……」
少し離れたところで、つぶやくようにエドガーが言った言葉は、よく聞こえなかった。
爱德格喃喃自语不知在说些什么,因为彼此之间的距离有点远,所以莉迪雅听不清楚。
「え、何か言った?」
「喂,你说什么?」
エドガーはやわらかく微笑(ほほえ)む。
爱德格温柔地笑着。
「あのとき僕は、急に自信がなくなったんだ。後悔させないと、言うことができなかった。きみが僕を受け入れてくれるとしたら、言葉ではなく、口づけなんかでもなく、……何が必要なんだろう」
「当时我突然丧失了自信,因为无法向你保证绝对不会让你后悔,若我希望你能接纳我,想必不能靠甜言蜜语,也不能靠亲吻获得你的认同……你真正需要的到底是什么呢?」
声は波の音に紛(まぎ)れる。けれどこちらを見つめる瞳は、やけに切なげで、リディアは不本意にもドキドキした。
爱德格的声音被海浪声淹没,不过他凝视莉迪雅的视线十分热切,让她不禁心跳加速。
「ねえ、何なの?」
「你手上拿的是什么?」
小花柄(こばながら)の透(す)かしレースが入った日傘をくるくる回しながらリディアに近づいてくると、彼は淡いピンクの貝殻(かいがら)を見せた。
爱德格一边转动缀着小碎花蕾丝的阳伞,一边走近莉迪雅身边,他拿出一个淡粉红色的贝壳。
「きれい。いつのまに見つけたの?」
「好美喔,你是什么时候捡到的?」
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