双语阅读:《哈利波特与魔法石》第10章万圣节前夜8
ハーマイオニーは帰っていった。
マクゴナガル先生は今度はハリーとロンの方に向き直った。
「先ほども言いましたが、あなたたちは運がよかった。でも大人の野生トロールと対決できる一年生はそうざらにはいません。一人五点ずつあげましょう。ダンブルドア先生にご報告しておきます。帰ってよろしい」
急いで部屋を出て、二つ上の階に上がるまで二人は何も話さなかった。何はともあれ、トロールのあの匂いから逃れられたのは嬉しかった。
「二人で十点は少ないよな」
とロンがぶつくさ言った。
「二人で五点だろ。ハーマイオニーの五点を引くと」とハリーが訂正した。
「ああやって彼女が僕たちを助けてくれたのはたしかにありがたかったよ。だけど、僕たちがあいつを助けたのもたしかなんだぜ」
「僕たちが鍵をかけてヤツをハーマイオニーと一緒に閉じ込めたりしなかったら、助けは要らなかったかもしれないよ」ハリーはロンに正確な事実を思い出させた。実際ハーマイオニーはトロールの弱点を知っていた可能性が高い。なにしろ彼女は博識なのだ。
二人は太った婦人の肖像画の前に着いた。
「豚の鼻」の合言葉で二人は中に入っていった。
談話室は人がいっぱいでガヤガヤしていた。みんな談話室に運ばれてきた食べ物を食べていた。ハーマイオニーだけが一人ポツンと扉のそばに立って二人を待っていた。互いに気まずい一瞬が流れた。そして、三人とも顔を見もせず、互いに「ありがとう」と言ってから、急いで食べ物を取りに行った。
それ以来、ハーマイオニー·グレンジャーは二人の友人になった。共通の経験をすることで互いを好きになる、そんな特別な経験があるものだ。四メートルもあるトロールをノックアウトしたという経験もまさしくそれだった。
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