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双语阅读:《哈利波特与魔法石》第11章魁地奇比赛5

时间:2013-01-25 08:33:31  来源:可可日语  作者:ookami

「一体ハリーは何をしとるんだ」

双眼鏡でハリーを見ていたハグリッドがブツブツ言った。

「あれがハリーじゃなけりゃ、箒のコントロールを失ったんじゃないかと思うわな……しかしハリーにかぎってそんなこたぁ……」

突然、観客があちこちでいっせいにハリーのほうを指さした。箒がグルグル回りはじめたのだ。ハリーはかろうじてしがみついている。次の瞬間、全員が息をのんだ。箒は荒々しく揺れ、ハリーを振り飛ばしそうだ。今やハリーは片手だけで箒の柄にぶら下がっている。

「フリントがぶつかった時、どうかしちゃったのかな?」

シェーマスがつぶやいた。

「そんなこたぁない。強力な闇の魔術以外、箒に悪さはできん。チビどもなんぞ、ニンバス2000にはそんな手出しはできん」

ハグリッドの声はブルブル震えていた。

その言乗を聞くやハーマイオニーはハグリッドの双眼鏡をひったくり、ハリーの方ではなく、観客席の方を気が狂ったように見回した。

「何してるんだよ」真っ青な顔でロンがうめいた。

「思ったとおりだわ」ハーマイオニーは息をのんだ。

「スネイプよ……見てごらんなさい」

ロンが双眼鏡をもぎ取った。むかい側の観客席の真ん中にスネイプが立っていた。ハリーから目を離さず絶え間なくブツブツつぶやいている。

「何かしてる――箒に呪いをかけてる」ハーマイオニーが言った。

「僕たち、どうすりゃいいんだ?」

「私に任せて」

ロンが次の言葉を言う前に、ハーマイオニーの姿は消えていた。ロンは双眼鏡をハリーに向けた。箒は激しく震え、ハリーもこれ以上つかまっていられないようだった。観客は総立ちだ。

恐怖で顔を引きつらせて見ている。双子のウィーズリーがハリーに近づいていった。自分たちの箒に乗り移らせようとしたが、ダメだ。近づくたび、ハリーの箒はさらに高く飛び上がってしまう。双子はハリーの下で輪を描くように飛びはじめた。落ちてきたら下でキャッチするつもりらしい。マーカス·フリントはクアッフルを奪い、誰にも気づかれず、五回も点を入れた。

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