双语阅读:《哈利波特与魔法石》第11章魁地奇比赛5
「一体ハリーは何をしとるんだ」
双眼鏡でハリーを見ていたハグリッドがブツブツ言った。
「あれがハリーじゃなけりゃ、箒のコントロールを失ったんじゃないかと思うわな……しかしハリーにかぎってそんなこたぁ……」
突然、観客があちこちでいっせいにハリーのほうを指さした。箒がグルグル回りはじめたのだ。ハリーはかろうじてしがみついている。次の瞬間、全員が息をのんだ。箒は荒々しく揺れ、ハリーを振り飛ばしそうだ。今やハリーは片手だけで箒の柄にぶら下がっている。
「フリントがぶつかった時、どうかしちゃったのかな?」
シェーマスがつぶやいた。
「そんなこたぁない。強力な闇の魔術以外、箒に悪さはできん。チビどもなんぞ、ニンバス2000にはそんな手出しはできん」
ハグリッドの声はブルブル震えていた。
その言乗を聞くやハーマイオニーはハグリッドの双眼鏡をひったくり、ハリーの方ではなく、観客席の方を気が狂ったように見回した。
「何してるんだよ」真っ青な顔でロンがうめいた。
「思ったとおりだわ」ハーマイオニーは息をのんだ。
「スネイプよ……見てごらんなさい」
ロンが双眼鏡をもぎ取った。むかい側の観客席の真ん中にスネイプが立っていた。ハリーから目を離さず絶え間なくブツブツつぶやいている。
「何かしてる――箒に呪いをかけてる」ハーマイオニーが言った。
「僕たち、どうすりゃいいんだ?」
「私に任せて」
ロンが次の言葉を言う前に、ハーマイオニーの姿は消えていた。ロンは双眼鏡をハリーに向けた。箒は激しく震え、ハリーもこれ以上つかまっていられないようだった。観客は総立ちだ。
恐怖で顔を引きつらせて見ている。双子のウィーズリーがハリーに近づいていった。自分たちの箒に乗り移らせようとしたが、ダメだ。近づくたび、ハリーの箒はさらに高く飛び上がってしまう。双子はハリーの下で輪を描くように飛びはじめた。落ちてきたら下でキャッチするつもりらしい。マーカス·フリントはクアッフルを奪い、誰にも気づかれず、五回も点を入れた。
相关阅读
- 【图文双语】河津樱迎来盛开时节04-21
- 【恋空】双语阅读 第一回06-30
- 【双语阅读】【恋空】-第二回06-30
- 【双语阅读】【恋空】-第三回06-30
- 【双语阅读】【恋空】-第四回06-30
- 【双语阅读】【恋空】-第五回06-30