双语阅读:《哈利波特与魔法石》第12章厄里斯魔镜2
「覚えてろ」
ロンはマルフォイの背中に向かって歯ぎしりした。
「いつか、やっつけてやる……」
「マルフォイもスネイプも、二人とも大嫌いだ」とハリーが言った。
「さあさあ、元気出せ。もうすぐクリスマスだ」
ハグリッドが励ました。
「ほれ、一緒においで。大広間がすごいから」
三人はハグリッドと樅の木の後について大広間に行った。マクゴナガル先生とフリットウィック先生が忙しくクリスマスの飾りつけをしているところだった。
「あぁ、ハグリッド、最後の樅の木ね――あそこの角に置いてちょうだい」
広間はすばらしい眺めだった。柊や宿木が綱のように編まれて壁に飾られ、クリスマスツリーが十二本もそびえ立っていた。小さなツララでキラキラ光るツリーもあれば、何百というろうそくで輝いているツリーもあった。
「お休みまであと何日だ?」ハグリッドが尋ねた。
「あと一日よ」ハーマイオニーが答えた。
「そういえば――ハリー、ロン、昼食まで三十分あるから、図書館に行かなくちゃ」
「ああそうだった」
フリットウィック先生が魔法の杖からフワフワした金色の泡を出して、新しいツリーを飾りつけているのに見とれていたロンが、こちらに目を向けた。
ハグリッドは三人について大広間を出た。
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