双语阅读:《哈利波特与魔法石》第12章厄里斯魔镜6
ハリーが食事のテーブルを離れた時には、クラッカーから出てきたおまけをたくさん抱えていた。破裂しない光る風船、自分でできるいぼつくりのキット、新品のチェスセットなどだった。二十日ねずみはどこかへ消えてしまったが、結局ミセス·ノリスのクリスマスのご馳走になるんじゃないかと、ハリーには嫌な予感がした。
昼過ぎ、ハリーはウィーズリー四兄弟と猛烈な雪合戦を楽しんだ。その後はビッショリ濡れて寒くて、ゼイゼイ息をはずませながらグリフィンドールの談話室に戻り、暖炉の前に座った。
新しいチェスセットを使ったデビュー戦で、ハリーはものの見事にロンに負けた。パーシーがおせっかいをしなかったら、こんなにも大負けはしなかったのにとハリーは思った。
夕食は七面鳥のサンドイッチ、マフィン、トライフル、クリスマスケーキを食べ、みんな満腹で眠くなり、それからベッドに入るまで何をする気にもならず、フレッドとジョージに監督生バッジを取られたパーシーが、二人を追いかけてグリフィンドール中を走り回っているのを眺めていただけだった。
ハリーにとっては今までで最高のクリスマスだった。それなのに何か一日中、心の中に引っかかるものがあった。ベッドにもぐり込んでやっとそれが何だったのかに気づいた――透明マントとその贈り主のことだ。
ロンは七面鳥とケーキで満腹になり、悩むような不可解なこともないので、天蓋つきベッドのカーテンを引くとたちまち眠ってしまった。ハリーはベッドの端により、下から透明マントを取り出した。
お父さんのもの……これはお父さんのものだったんだ。手に持つと、布はサラサラと絹よりも滑らかに、空気よりも軽やかに流れた。「上手に使いなさい」そう書いてあったっけ。
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