双语阅读:《哈利波特与魔法石》第13章尼可勒梅6
しばらくして、ハリーはニンバス2000を箒置き場に戻すため、一人で更衣室を出た。こんなに幸せな気分になったことはなかった。ほんとうに誇りにできることをやり遂げた――名前だけが有名だなんてもう誰も言わないだろう。夕方の空気がこんなに甘く感じられたことはなかった。湿った芝生の上を歩いていると、この一時間の出来事がよみがえってきた。幸せでボーッとなった時間だった。グリフィンドールの寮生がかけ寄ってきてハリーを肩車し、ロンとハーマイオニーが遠くの方でピョンピョン跳びはねているのが見えた。ロンはひどい鼻血を流しながら歓声を上げていた。ハーマイオニーはなんだか英雄でも見ているような顔だった。
ハリーは箒置き場にやってきた。木の扉に寄りかかってホグワーツを見上げると、窓という窓が夕日に照らされて赤くキラキラ輝いている。グリフィンドールが首位に立った。僕、やったんだ。スネイプに目にもの見せてやった……。
スネイプといえば……
城の正面の階段をフードをかぶった人物が急ぎ足で降りてきた。あきらかに人目を避けている。禁じられた森に足早に歩いて行く。試合の勝利熱があっという間に吹っ飛んでしまった。
スネイプは足音を立てずにしなやかに歩いていた。ほかの人たちが夕食を食べている時にコッソリ森に行くとは――いったい何事だろう?
ハリーはまたニンバス2000に跳び乗り、飛び上がった。城の上までソーッと滑走すると、スネイプが森の中にかけ込んで行くのが見えた。ハリーは跡をつけた。
木が深々と繁り、ハリーはスネイプを見失った。円を描きながらだんだん高度を下げ、木の梢の枝に触るほどの高さになった時、誰かの話声が聞こえた。声のするほうにスィーッと移勤し、ひときわ高いぶなの木に音を立てずに降りた。
欝をしっかり掘り締め、ソーツと枝を登り、ハリーは葉っぱの陰から下をのぞき込んだ。
木の下の薄暗い平地にスネイプがいた。一人ではなかった。クィレルもいた。どんな顔をしているかハリーにはよく見えなかったが、クィレルはいつもよりひどくどもっていた。ハリーは耳をそばだてた。
「……な、なんで……よりによって、こ、こんな場所で……セブルス、君にあ、会わなくちゃいけないんだ」
「このことは二人だけの問題にしようと思いましてね」
スネイプの声は氷のようだった。
「生徒諸君に『賢者の石』のことを知られてはまずいのでね」
ハリーは身を乗り出した。クィレルが何かモゴモゴ言っている。スネイプがそれをさえぎった。
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