《伯爵与妖精》卷三第四章义贼团的奸细4.8
魔性(ましょう)なのにまっすぐなケルピーと、人間なのに、いや人間だからうそだらけのエドガー。
一个是具有魔性、直来直往的格鲁比;另一个则是身为人类却令人讨厌、总是满嘴谎言的爱德格。
個として見れば、エドガーの方が悪人じゃないだろうか。
单方面来看的话,爱德格应该也不算是个坏人吧。
けれど、人間だから善悪の間をゆれ動く。エドガーがわかりにくいのは、ゆれる幅が広すぎるから。それを本人が自覚していて、ときどきとてもつらそうで、そういうときリディアは、傲慢(ごうまん)な彼をこの手の中のひよこのように感じてしまうのだ。
不过正因为是人类,所以才会在善恶之间游移,爱德格之所以令人难以理解,是因为他太过善变,但是因为他也有自觉,所以有时看起来相当痛苦,每当此时,她便觉得傲慢的爱德格很像掌中的小鸡。
包み込んであたためてあげることが、もしも自分にできるならと。
如果自己做得到,也想要包容他并给予他温暖。
でも彼は、友情なんかいらないと言った。リディアが必要だと言いながら、本当のところ、からかって遊ぶ気晴らし程度にしか考えていないのかもしれない。
可是他却说他不需要友情,尽管嘴上说需要她,但是或许他只是想戏弄她来打发时间。
階段をあがってくる足音が聞こえていた。いつのまにかケルピーは姿を消していた。
莉迪雅听见有人走上楼的脚步声,而格鲁比不知何时已经消失了。
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気晴らし「きばらし」名词,サ变动词。解闷。散心。
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