《伯爵与妖精》第四卷第四章海与海豹4.6
だからどうしても、踏みとどまってしまうのだ。
因此她才会如此踌躇。
リディアはそっとまぶたを開いていた。目を細めたエドガーが、ほんの少し淋(さび)しげに見えた。
莉迪雅缓缓地睁开双眼,发现眯着眼的爱德格看起来有些落寞。
彼の手が、そろりと離れる。しかしそれは、リディアの言葉のせいではなく、木立(こだち)の奥に人の気配を感じたからだった。
爱德格将她的手放开,会这么做并非听到莉迪雅的话,而是他发现树林似乎有人。
エドガーは木の陰を見つめ、「誰だ?」と問う。
爱德格注视着树荫下并大声问道:「是谁?」
人影は、急に身をひるがえし駆(か)け出した。
那个人影突然掉头就跑。
一瞬ちらりとこちらを向いた白い顔は、アーミンだったのではないだろうか。
对方在刹那间稍稍回过头来,她不就是雅美吗?
見慣れた男装の、アーミンだったような気がする。
总觉得对方就是那个总是穿着男装的雅美。
「リディア、屋敷へ戻ってて」
「莉迪雅,快回屋里。」
それだけ言うとエドガーは、人影を追って駆け出した。
爱德格只留下这么一句话,随即朝人影的方向追了过去。
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