《伯爵与妖精》卷五第二章白日梦与噩梦2.4
仕事部屋へ駆け込むと、ニコが優雅にお茶を飲んでいた。
莉迪雅一跑进工作室,就看见尼可正优雅地喝着茶。
伯爵(はくしゃく)家の高級紅茶が気に入っている妖精猫は、このごろリディアの家で出されるお茶には見向きもしなくなった。
这只爱上伯爵家的高级红茶的妖精猫,近来对莉迪雅自家的红茶显得兴趣缺缺。
妖精っていうのは本当に、自由で気ままで、好き勝手にしてればいいのだから楽なものね。
妖精真是一种自由自在、只要随心所欲地过日子就好的优闲种族。
そう思いながらリディアは、ニコのわきを通り抜け、デスクの前に腰をおろす。
莉迪雅一面这么想,一面从尼可的身边经过,然后在桌子前面坐下来。
指輪は、結局はずしてもらえないままだ。
到最后,仍然没能将戒指拔下来。
「ほう、これはこれはめずらしい宝石ですな」
「哦,好稀有的宝石啊。」
頬杖(ほおづえ)をつくリディアの耳に、またコブラナイの声がした。
莉迪雅两手托着脸颊,她的耳边又响起矿山哥布林的声音。
「それはキャンディーだよ。なんだおまえ」
「这是糖果啦,你是谁啊?」
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