《伯爵与妖精》卷五第三章王室的传说3.2
黒妖犬(こくようけん)、とケルピーはつぶやく。しかもそれはすぐに、やせた子供の姿になった。
「是黑妖犬!」格鲁比自言自语,只见黑妖犬迅速幻化成一个骨瘦如柴的小男孩。
犬の姿になる妖精は少なくない。妖犬とひとくくりにしても性質は様々だが、邪悪(じゃあく)なものも多く、たいてい人間たちには怖(おそ)れられている。
以犬型的姿态现身的妖精不在少数,虽然他们被统一归类为妖犬,也各具有不同的属性,不过其中以邪恶者居多,人类多半非常畏惧他们。
あの男、ゴブリンだけでなく黒妖犬も従えてやがるのか。
这下不仅是哥布林,就连黑妖犬也听命于那名年轻男子吗?
「その周辺に、侯爵が身をひそめている可能性はあるな。ゴブリンどもにさがさせるか」
「侯爵也有可能还躲在车站的附近,看来我还是派哥布林去看看吧。」
「おれは、どうしましょうか?」
「那我要做什么呢?」
「そうだな。伯爵(はくしゃく)の方をもっと引っかき回すのがおもしろそうだが」
「这个嘛,把伯爵那边搞得一团乱似乎会挺有趣的喔。」
伯爵? とちょっと引っかかったが、伯爵なんて何人もいるなとケルピーは聞き流す。
伯爵?尽管格鲁比对这个字眼有些敏感,不过英国又不是只有一个伯爵,所以他并没有把这句话放在心上。
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