《伯爵与妖精》卷五第三章王室的传说3.4
無数の部屋の前を行きすぎ、やがてある扉の前で、コブラナイは立ち止まった。
他们经过无数个房间,矿山哥布林好不容易才在某间房门前停下脚步。
「ここなの?」
「是这里吗?」
リディアはそっと、扉を開ける。
莉迪雅悄悄地打开房门。
金と銀で飾られたまぶしい部屋だった。
这是一间以金银饰品布置得光彩夺目的房间。
人の気配(けはい)がなかったので、中へと進み入る。
里面似乎没有人,于是莉迪雅走了进去。
しかし、奥の薄いカーテンに映る人影を見つけ、リディアはあせって逃げ出しかけた。
但是,莉迪雅看见里头的轻薄纱帘后透出一道人影,所以慌张地想要逃出去。
ところが向こうは、リディアが入ってきたことをとがめる様子もない。高貴な人は使用人の出入りなどいちいち意識していないと聞いたことがある、と様子をうかがう。
然而,对方并没有责备莉迪雅的意思,听说身分高贵的人不会随时留意佣人的一举一动,因此她打算先看看情况再说。
薄く透(す)けた布越しに見えるその女性は、ソファのひじ置きに寄りかかり、そばにある鳥籠(とりかご)の中の、金細工の小鳥を眺(なが)めているようだった。
莉迪雅隔着轻薄的布幔看见那名女子,她似乎倚靠着沙发的扶手,凝视着身旁鸟笼中的那只黄金打造的小鸟。
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