《伯爵与妖精》卷七第二章揭开序曲的梅洛欧之岛2.2
その人は、雪と潮風(しおかぜ)の匂(にお)いがした。外から来たばかりなのだとぼんやり思うと、やさしく髪を撫(な)でる指を感じた。
那个人的身上飘着雪和海风的味道,大概是刚从外面进来吧。莉迪雅一边恍惚思考着,一边感到头发被人温柔的抚摸。
それはリディアのうたた寝を促(うなが)すかのようで、そのまままた、彼女は浅い眠りに落ちる。
温柔的轻抚似乎有催眠的作用,莉迪雅因而陷入浅眠状态。
「……きみがいなくて、淋(さび)しかった」
“……少了你的陪伴,我感到好孤单。”
ん、と夢うつつに答える。
莉迪雅在半梦半醒状态下嗯地应了一声。
「やっと、戻ってきてくれたんだね。僕の妖精」
“总算盼到你回来了,我的妖精。”
妖精、そんなふうにリディアを呼びながら、からかいも皮肉もこもっていない人は、ひとりだけだ。
呼唤莉迪雅为妖精时不会带着嘲笑和讽刺意味的,只有一个人。
「……エドガー……?」
“……爱德格……?”
「そうだよ、リディア」
“嗯,莉迪雅。”
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