《伯爵与妖精》卷七第六章金发的贵妇6.4
「おれのことを知ってくださったようで」
“您还真是了解我的背景呢。”
「メロウが言っていたよ。きみの父上のことだろうか?宝剣をよこせと言って現れたけれど、謎を解くことができずに海の藻屑(もくず)となったそうだね」
“梅洛欧跟我提过。那个人应该是你的父亲吧?虽然他要求梅洛欧交出宝剑,最后却没有解开诗迷而成了海藻的碎屑。”
「ロード、あれはおれ自身ですよ。もちろん死んでもいません」
“勋爵啊,那个正是我,而且我也没有命丧大海。”
「ああ、彼もユリシス、きみもユリシスだ。だがプリンスのもとで、僕が話に聞いていたユリシスは、きみのような青二才ではなかった。メロウが会ったユリシスも中年の男だということだった」
“啊,对了,他叫尤利西斯,而你也叫做尤利西斯。不过我在王子身边听过的尤利西斯可不是你这种小毛头,而且曾与梅洛欧见面的尤利西斯也是中年男子。”
急にユリシスは笑い出した。そして、彼が次に言ったことは、さらにエドガーを混乱させた。
尤利西斯出其不意地大笑出来,接下来从他嘴里说出的话,更是让爱德格不解。
「あなたがプリンスのもとへいらっしゃったときのことを、よくおぼえていますよ。両親を殺され、何もかも奪われて、荷船の船底に押し込められてアメリカへ連れてこられた子供。まったく、スラムの浮浪児(ふろうじ)よりもひどいありさま、みじめで今にも死んでしまいそうな子供が、殿下にとってもっとも必要なものだとは信じられませんでしたよ」
“您刚来到王子身边的模样,可是深深地烙印在我脑海里呢。您那时是一个双亲遭人杀害、拥有的一切全部被夺走,还被人丢进开往美国的货船底层的孩童,看起来简直比贫民窟的流浪儿还悲惨。而且虚弱得仿佛随时会死掉,我当时实在不敢相信这样的小孩竟然对殿下如此重要。”
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