《伯爵与妖精》卷八第三章心想事成的恋爱占卜14
カーテンコールも終わったのか、オペラハウスの表通りには、人が出てきているようだった。
谢幕似乎结束了,已经有人涌上歌剧院前的大马路。
サラは、髪に結んだ赤いリボンをほどき、リディアに差し出した。
莎拉解下头上的红色缎带交给莉迪雅。
「妖精のこと、あんたに頼めばいい?身につけるものがあればいいんだろ?」
“妖精的事情交给你处理就可以了吧?只要将随身物品送给妖精就好了吗?”
「妖精を、信じてくれるの?」
“你愿意相信妖精的存在了。”
サラは神妙(しんみょう)に頷(うなず)く。
这次莎拉认真地点点头。
「見たことはないけど、ひとりで働きに出てきて淋(さび)しかったとき、何かがそばにいるって感じはずっとあったんだ。あんたに指摘されて、やっぱりいたんだって、ちょっとうれしかったけど、自分でも信じてたのかなって意外で……。でも、本当にいてくれたなら、妖精には感謝してるし、もう大丈夫だから自分の国へ帰ってほしい」
“虽然我没有看过,可是当我独自外出工作感到寂寞时,总会觉得身旁有某种东西。你告诉我的时候,我才知道那不是错觉,虽然我很开心,不过我没想到自己真的会相信妖精的存在……倘若真有妖精陪伴着我,那我应该向他道谢才对,而且我已经没事了,所以我希望他能回到自己的国度。”
リディアがリボンを受け取ると、ヒューに会う決心をしたサラは、オペラハウスに向かって歩き出す。
莉迪雅接下缎带之后,下定决心要见修的莎拉立刻朝歌剧院走去。
そのとき、どこからか歌声が聞こえてきた。
此刻从某处传来歌声。
さっき劇場でも聞いた歌だった。
是刚才在歌剧院中听到的歌。
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