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双语阅读:《哈利波特与魔法石》第9章午夜决斗8

时间:2013-01-07 10:40:23  来源:可可日语  作者:ookami

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「どこかこのへんにいるぞ。隠れているに違いない」フィルチがブツブツ言う声がする。

「こっちだよ!」

ハリーが他の三人に耳打ちした。鎧がたくさん飾ってある長い回廊を、四人は石のようにこわばってはい進んだ。フィルチがどんどん近づいて来るのがわかる。ネビルが恐怖のあまり突然悲鳴を上げ、やみくもに走り出した――つまずいてロンの腰に抱きつき、二人揃ってまともに鎧にぶつかって倒れ込んだ。

ガラガラガッシャーン、城中の人を起こしてしまいそうなすさまじい音がした。

「逃げろ!」

ハリーが声を張り上げ、四人は回廊を疾走した。フィルチが追いかけてくるかどうか振り向きもせず――全速力でドアを通り、次から次へと廊下をかけ抜け、今どこなのか、どこへ向かっているか、先頭を走っているハリーにも全然わからない――夕ペストリーの裂け目から隠れた抜け道を見つけ、矢のようにそこを抜け、出てきたところが「呪文学」の教室の近くだった。そこはトロフィー室からだいぶ離れていることがわかっていた。

「フィルチを巻いたと思うよ」

冷たい壁に寄りかかり、額の汗を拭いながらハリーは息をはずませていた。ネビルは体を二つ折りにしてゼイゼイ咳き込んでいた。

「だから――そう――言ったじゃない」

ハーマイオニーは胸を押さえて、あえぎあえぎ言った。

「グリフィンドール塔に戻らなくちゃ、できるだけ早く」とロン。

「マルフォイにはめられたのよ。ハリー、あなたもわかってるんでしょう?はじめから来る気なんかなかったんだわ――マルフォイが告げ口したのよね。だからフィルチは誰かがトロフィー室に来るって知ってたのよ」

ハリーもたぶんそうだと思ったが、ハーマイオニーの前ではそうだと言いたくなかった。

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