每日阅读(4.28):戦後60年の総選挙
戦後が還暦になった今年は、折に触れて、昭和20年、1945年にあったことを振り返っている。9月の11日には、連合国軍総司令部(GHQ)が、東条英機元首相らの身柄拘束に動いた。最高司令官マッカーサーによる日本統治が、本格的に始まっていた。
還暦:数え年六一歳のこと。また、その祝い。華甲。本卦還(ほんけがえ)り。「―を迎える」
機会があるたびに。「―注意する」
终战60年后的今年,有时候回想到昭和20年,即1945年所发生的些事情。9月11日,同盟国军总司令部(GHQ)拘禁了原首相东条英机等人。日本正式开始处于最高司令官麦克阿瑟的统治下。
9月2日、マッカーサーは東京湾に浮かぶ米戦艦ミズーリで、日本の降伏文書の調印に立ち会った。艦上では、連合国や日本の代表を取り囲んで、水兵たちが鈴なりになっていた。その一角に、一枚の古びた大きな星条旗が掲げられていた。それは、幕末に来航して日本に開国を迫ったペリー提督の旗艦に翻っていたものだった。
立ち会う:物事の成り行きや結果を見守るため、その場にいる。証人・参考人などとしてその場に臨む。「開票に―・う」
鈴なり: 【1 果実が、神楽鈴(かぐらすず)のように、たくさん群がりなっていること。「柿が―に赤い実をつける」
2 多くのものが房状に集まってぶら下がっていること。また、大勢の人が一か所にかたまっていること。「―の観衆」
9月2日,麦克阿瑟于停靠在东京湾的美国舰队上,见证了日本在投降条约上的签字。 舰上,水手们被同盟国和日本方代表挤在一起,场面有些混乱。其一角,扬起陈旧而巨大的星条旗。那是幕府末年出航到日本,迫使日本门户开放的佩里提督的舰旗的翻版。
マッカーサーは、米国民に向けてこう述べたという。「きょうの私たちは九十二年前の同胞、ペリー提督に似た姿で東京に立っている」(『マッカーサー回想記』朝日新聞社)。日本にとって、敗戦による占領は、幕末に次ぐ「第2の開国」だった。
麦克阿瑟向美国国民如是说道。“今天的我们以与92年前我们的同胞,佩里相同的姿势站在了东京。”(《麦克阿瑟回想记》朝日报社)对于日本来说,败战后美国的占领,是幕府末年持续的“第二次门户开放”。
それから60年、日本は占領下に定めた平和憲法を掲げつつ、軍備では世界有数の国となった。しかし今のところ、自衛隊は、一人の外国人も殺害していない。一方米国は、世界の各地で戦争を繰り返し、自、他国に、おびただしい数の墓碑を築いてきた。
60年后的今天,日本一直严守在占领时期所定下的和平宪法,军备却也迅速发展到世界的前端。然而如今,自卫队没有再杀害过一个外国人。另一方面,美国于世界各地征战,在本国与其它国家都造成了无可计数的人员伤亡。
今の時代は、どの国も、外国との関係を重くみなければ立ちゆかない。一国への偏重ではなく、視野を広げ、とりわけアジアの一員として、尊敬の念をもって交われるようにしたい。
当今时代,无论哪个国家都必须着重外交才能维持下去。不要偏重于某个国家,而要扩阔视野,尤其作为亚洲国家中的一员,希望日本能够带着尊敬之意与他国交往。
総選挙が、戦後還暦の年に巡ってきた。この国の未来を選ぶことは、世界の中の日本のありようを選ぶことでもある。
这次的大选正于战后60年举行。选择这个国家的未来,也是选择日本在世界中的位置。
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