每日阅读(11.12):オウム真理教
外務省、建設省、郵政省、厚生省、防衛庁。かつてオウム真理教は、内部組織にこんな名前をつけていた。多くの人々が殺傷されたオウム事件は、いわば妄想された国家による現実の国家への攻撃という一面があった。
外务省、建设省、邮政省、福利省、防卫厅。过去,奥姆真理教为内部组织取上了这些名称。可以说从某方面看起来,杀伤多人的奥姆事件是妄想国度对现实国度进行的攻击。
「省庁」の頂点に居たのが元代表の松本智津夫(麻原彰晃)被告で、「神聖法皇」などとされていた。その松本被告について、東京高裁が27日、弁護側の控訴を棄却し、裁判の手続きを打ち切る決定をした。異議が認められなければ、13の事件で殺人などの罪に問われた「教祖」の死刑が、控訴審で一度も公判が開かれないまま確定する。
位于“省厅”顶点的是被告人奥姆真理教原代表松本智津夫(麻原彰晃),他曾被信徒们称为“神圣法皇”等。27日,东京高等法院决定驳回松本被告辩护方的上诉,中止进行审判。如果对此的异议不被受理的话,二审不再进行公开审判,以13件案件中杀人等罪名直接确定判决“教祖”的死刑。
来月で初公判から10年がたつ。ここまで長かった。高裁は、弁護側が正当な理由なく控訴趣意書の提出を遅らせたと批判した。しかし、これで終わらせてしまって本当にいいのかという思いも残る。
从初次公审到下个月为止已经过了十年时间。确实是漫长的一段岁月。高级法院指责辩护方在没有正当理由的前提下推迟了上诉意见书的呈交。但同时也有人想到,这样草草结束真的合适吗。
弁護側は今月24日になって「28日に提出する」と表明した。その前日の決定だった。裁判所と弁護側の確執のようなものが、わずかでも残されている事件の全貌(ぜんぼう)の解明の可能性を消すとしたら残念だ。
かく‐しつ【確執】
[名](スル)互いに自分の意見を強く主張して譲らないこと。また、そのために生じる不和。かくしゅう。「兄弟の間の―」
辩护方曾在本月24日表示“28日将呈交意见书”。而法院于前一天便下达了这一决定。如果法院和辩护方的相持不让使探明事件整体真相的一点点可能性也破灭了的话,实在是令人遗憾的事情。
04年の2月、死刑判決が言い渡された東京地裁の法廷で、松本被告を見た。われ関せずという様子で、無表情に座っている。口を閉ざし続ける姿を見れば、遺族や被害者の憤りは募るばかりだろうと思った。
04年2月,笔者在宣布判决被告人松本死刑的东京地方法庭上见到了他。他像是事不关已的样子,毫无表情地坐着。笔者想,看着他一直缄默不语的样子,被害人及其遗属会更愤慨吧。
その日、拘置所に戻った松本被告は「なぜなんだ。ちくしょう」と大声を発したという。一つの「国家」に君臨していた男が、いつの日か、ただの人として自らを省み、口を開く。そんな様は、やはり空想でしかないのだろうか。
据说,那天松本回到拘留所后大声骂了句:“为什么会这样,妈的。”君临一个“国家”的男人何时才能作为一个普通人开口自我反省呢?从他的那副模样看来,这点也不过只是空想而已。
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