每日阅读(3.16):モンゴル
「夏のあらゆる星座が、われわれにいどみかかるようにして出ている」。司馬遼太郎さんはモンゴルで、満天の星に押しひしがれるような体験をした。「うかつに物を言えば星にとどいて声が星からはね返ってきそうなほどに天が近かった」(街道をゆく・モンゴル紀行)。
“夏日的满天繁星,像挑衅一般逼近了我们。”司马辽太郎在蒙古经历过被满天星辰逼得喘不过气的体验。“天空离我们那样近,仿佛随便说句什么话声音都会传到星星那,然后再反弹回来一般。”(漫行街道·蒙古纪行)
大草原を渡る風、空に浮かぶ雲、果てしない大地。詩人ナツァクドルジがうたう。「広く大いなる荒野原/南のかたをさき守る砂丘の海原/これぞわが生れしふるさと/モンゴルの美しきくに」(田中克彦『草原と革命』晶文社)。
穿越大草原的轻风,蓝天中飘逸的白云,广袤无际的大地。诗人ナツァクドルジ吟唱道:“广阔无垠的荒野/守护南部的砂丘海洋/这儿正是我的家乡/蒙古,这个美丽的国家”(田中克彦《草原与革命》晶文社)
チンギス・ハンがモンゴル帝国を創設して今年で800年になる。帝国はアジアから欧州にまで版図を広げた。そのころ西に遠征したと思われる兵士が、白樺(しらかば)の樹皮に書き残した望郷の詩がある。「今やときぞ、我とびたたん/我は呼びかく/我が母に、何にもましていとしき母に……今こそ我、故郷に帰らん」
成吉思汗创立蒙古帝国至今已有800年历史。当时帝国版图从亚洲扩展到了欧洲。据说那时西征的士兵在白桦树皮上写下了思乡诗。“如今正是返回故里的好时机/我向母亲/向我那最最亲爱的母亲呼唤……/如今,我将回乡”
同じ13世紀、チンギス・ハンの孫フビライは鎌倉時代の日本に遠征軍を送る。文永・弘安の役で、いずれも失敗した。望郷の念を抱きつつ倒れた兵士もあっただろう。
同在13世纪,成吉思汗之孙忽必烈派兵远征镰仓时代的日本。文永、弘安之役中,蒙古军大败。定有不少士兵带着思乡之情战死他乡罢。
この元寇の後、北条時宗は鎌倉に円覚寺を開創した。蒙古襲来による死者を、敵味方の区別なく弔うことが建立の一因だという。
元寇来袭之后,北条时完在镰仓创立了圆觉寺。据说建立该寺的一个原因是为了祭奠蒙古来袭中敌我双方的死者。
今日、小泉首相がモンゴルに飛び立つ。星空の下で、元寇の時代にも思いをはせてもらいたい。自、他国を問わない弔い方は、現代の追悼のあり方にも示唆を与える。誰であれ、いやしくも一国を代表する人物なら、他国の戦没者の思いにも目を向けるべきだろう。
今天,小泉首相将飞往蒙古。希望他也能在星空下缅怀一下元寇的时代。不区别自己国家和他国的祭奠方法对现代的追悼方式也带来了很大启发。无论是谁,既然代表了整个国家,就应该有义务关注一下其它国家的阵亡者。
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