每日阅读(5.13):霊園の墓
黒っぽい墓石の上に、一枚の桜の葉が載っている。もうしっかりと黄色に染まって、気の早い桜だ。線香の煙が漂ってくる。秋の彼岸の中日に、東京都港区の都青山霊園に足を向けた。
彼岸:雑節の一。春分の日と秋分の日をそれぞれ中日とする各七日間。春の彼岸と秋の彼岸。
泛黑的墓石上,还残留着一枚樱花叶,或是时日已久,业已被染成了黄色。空气中飘流着细香的烟味。在秋分之日,我去往了东京都港区的都青山陵园。
大久保利通、乃木希典、犬養毅、志賀直哉……。広い敷地には、日本の近、現代史に登場する人物の墓が点在している。
大久保利通、乃木希典、犬养毅、志贺直哉……宽阔的墓地中,星星点点地分布着在日本近、现代史中登场的人物们的坟墓。
そこここに、小さな白い看板の立つ墓がある。「10月までに使用者が申し出なければ、無縁仏として改葬します」。霊園の再生計画を進める都が、墓の権利関係を整理するために立てたという。看板は、著名人の墓の前ではあまり見受けないが、万を超す区画の中には、長く使用者との連絡がつかない墓もあるようだ。
無縁仏:弔ったり供養したりする縁者がいない死者。またその霊魂。
望眼处,不少墓前都竖有白色的小牌子。“10月前如果没有收到使用者申请,将作为无主墓另迁墓场。”这些牌子是东京都在进行陵园的再生计划中,为了整理坟墓的权利关系而放置的。著名人物的墓前很少看到有牌子,似乎是在上万坟墓中,有一些一直没有得到使用者的联系。
小さな看板が林立する一角があった。外国人墓地だ。明治の文明開化のころから日本に西洋文明を伝え、故国に戻ることなく日本の土となった人たちが多く眠っている。
请翻译以上文字
紙幣の印刷を指導したイタリア人キヨッソーネの墓のように、手入れが行き届いているものもあるが、白い看板が立てられた墓が並んでいる。しかし都では、外国人墓地は歴史的な価値が高いので、原則として現状のまま残すという。この外国人墓地からほど近い区画に眠る斎藤茂吉の歌集「ともしび」に、こんな一首があった。〈ならび立つ墓石(はかいし)のひまにマリガレツといふ少女(をとめ)の墓も心ひきたり〉。
也有坟墓像曾指导过纸币印刷的意大利人キヨッソーネ的墓一般,修整管理得很好。但更多坟墓前都立有白色的牌子。不过在东京都,外国人墓地的历史价值很高,原则上将会保留现状。长眠于外国人墓地附近齐藤茂吉的诗集《灯火》中,有这么一首。“一大片墓石的间隙中,少女墓前的百合,吸引了我的心。”
そう大きくはない簡素な茂吉の墓には「茂吉之墓」とのみ刻まれている。供えられた花は、まだ新しい。白菊とリンドウの間から白ユリが首を伸ばし、秋分の空に向かって開きかけていた。
茂吉的墓小小的,极其简朴,上面只刻着“茂吉之墓”四个字。墓前供奉的花还很新。夹在白菊和龙胆草间的百合花,仰首向着秋分的天空努力盛开着。
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