每日阅读(5.14):染髪について
8年ほど前、ある運送会社で社員に髪を黒く染め直させようとしてもめたことがあった。髪を黄色く染めた若手を、上司が「取引先に印象が悪い」と説得した。社員は「好みの問題」と譲らず、3週間やり取りした末に解雇される。
约在8年前,某运送公司要求染发的职员将头发重新染黑,因而产生了争执。上司劝诫头发染成黄色的年轻职员说“会给客户留下不好的印象”,但该职员说“这只是个人的喜好问题”,也不肯让步。三周交涉未果后,他被解雇了。
社員が訴え、争いは裁判の場に持ち込まれた。「染髪で社内秩序が乱されたというのは大げさ。解雇権の乱用だ」と会社側が敗れている(「労働判例」732号)。
于是这名职员诉诸于法庭,双方在法院中亦争执不休。后法官据“以染发作为破坏公司秩序的理由实有夸张,这是在乱用解雇权”为由,判决该公司败诉。(《劳动判例》723号)
今日が千秋楽の大相撲秋場所でも、関取の髪を黒く染めさせるかどうかが話題になった。バルト海に面した東欧の小国エストニア出身の把瑠都(バルト)である。生まれつきの金髪だが、入門からわずか8場所で関取に昇進し、その鮮やかな髪に改めて角界の目が集まった。
千秋楽:1 芝居・相撲などの興行の最後の日。千歳楽。らく。
2 物事の最後。終わり。
関取:もと、大関の異称。現在では幕内および十両力士の敬称。紋服を着ることができ、まげも大銀否(おおいちよう)に結う。
角界:《「すもう」を「角力」とも書くところから》相撲の社会。
今天,在千秋乐的相扑进行之处,是否该让关取的头发染黑也成了人们关心的话题。这名关取出生于面向波罗的海的东欧小国爱沙尼亚的把留都。金发是天生的,但他从入门后不久便于8地方晋升为关取,这一头金发自然吸引了相扑业界中人们的目光。
関取になれば大銀杏(おおいちょう)を結うのが決まりだが、これまで金髪の大銀杏など見たことがない。今場所をわかせた琴欧州は、 ブルガリアの生まれだが、髪は黒に近い。朝青龍らモンゴル勢や、曙らハワイ出身者にも金髪の関取はいなかった。
照规矩成为关取后将系上大银杏,但至今为止没有出现为金发的大银杏。如今让人们沸腾的琴欧洲,虽说是保加利亚的出生,但发色也是偏黑的。外国关取中蒙古人朝青龙,及夏威夷人曙都不是金发者。
「大銀杏は目立つからやはり黒く染めた方が」という声が一部で伝えられた。だが日本相撲協会では「自然な色のままでよい」という意見が優勢のようだ。「生まれつきの髪がいい」と本人にも染める考えはないらしい。
有人呼吁“大银杏太引人注目,还是染回黑色比较好”。但日本相扑协会更多的意见认为“保持自然颜色就行”。他本人也认为“还是生来的头发好”,并没有染发的意向。
番付にはロシア、チェコ、ブラジルと外国勢が並ぶ。多くは10代で来日し、日本語を覚え、伝統的な日本文化になじもうと努力してきた。昇進すると髪の色まで変えられるのではやはり気の毒だろう。そういえば、秋を彩るイチョウの大葉はもともと輝くような黄金色である。
对战表中还有俄罗斯,捷克,巴西和其他外国阵营的出现。他们大多是十几岁便来到日本,知晓日本,并为了熟悉传统日本文化的而一直在努力。晋升后连头发颜色都要被迫改变的话,实在有点说不过去。说起来,装点秋日的银杏叶也是耀眼的黄色呢。
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