每日阅读(6.12):「軍」や「融合」
自民党の「新憲法草案」と、在日米軍再編の「中間報告」が相次ぎ発表された。日本の未来を大きく左右しかねない二つの方針は、「軍」を軸にして絡み合っている。
继自民党的《新宪法草案》后,在日美国重组《中间报告》也公布于世。可能决定日本未来的两大方针,以“自卫军”为主轴结合在了一起。
草案は、自衛隊を「自衛軍」とした。今の憲法には、軍の暴走によって泥沼の戦争になってしまったという思いが込められている。戦後60年たったとはいえ、「軍」への改変に抵抗を覚える人は少なくないはずだ。
草案中提出将自卫队改为“自卫军”。不少人认为现行宪法可能会因为军队的鲁莽行事而陷入泥沼战争中。仅管战争结束已60年了,还是有不少人对改制成“自卫军”存在有抵制情绪。
「中間報告」の方は、自衛隊と米軍との「融合」を打ち出した。米軍は究極のところは米国の国益のために存在している。もしも「軍」同士になって「融合」した場合には、米政府の戦略に今以上に左右されないか。
《中间报告》的方面,自卫队和美军打出“融合”的旗帜。美军最终是为了美国政府利益而存在的军队。如果日本军队改 改成“自卫军”并与美国“融合”,在美国政府的战略下,日本恐怕会进一步受其制约了。
折しも米国では、チェイニー副大統領の首席補佐官・リビー氏が、イラクの大量破壊兵器(WMD)をめぐる情報に絡んで、偽証罪などで起訴された。補佐官は副大統領とともに「イラクがWMDを持っている」などと主張して、開戦を強硬に推進した。
折しも:[副]《「し」「も」はともに強めの助詞》ちょうどその時。折から。「―強風が吹き荒れる」
正在此时,美国副总统切尼的首席顾问利比因与伪造伊拉克大量破坏武器(WMD)的情报相关,以伪证罪等罪状被起诉。顾问和副总统都认为“伊拉克拥有WMD”,并强硬主张开战。
パウエル国務長官が、開戦前の国連でWMDの存在について演説した際は、補佐官が中心になって報告を長官に提出した。結局WMDは見つからず、パウエル氏は今秋、この演説を「人生の汚点」だと述べた。ブッシュ政権にとっても大きな「汚点」だが、開戦をいちはやく支持した小泉首相はどう受けとめたのだろうか。
开战前,美国国务卿鲍威尔在联合国就WMD的存在与否进行演讲之时,向联合国长官提交了以顾问的资料为中心的报告。然而结果没有找到WMD,今年秋天,鲍威尔声这次演讲是他“人生的污点”。对鲍威尔政权来说是极大的“污点”,不知道开战后最先响应支持的小泉首相如何接受这一事实?
内閣が改造された。小泉氏にとっては最後の内閣かも知れないが、日本や世界の歩みに、終わりはない。日米関係も重要だが、世界はさらに大きく、重い。やみくもに、「軍」や「融合」の方に傾いてはなるまい。
やみくも:[名・形動]先の見通しもなくむやみに事をすること。また、そのさま。「―に突っ走る」
[副]むやみやたらに。
内阁已经改组。对小泉来说,也许这是最后的内阁了,但日本和世界的脚步并没有停止。日美关系诚然很重要,但世界要更大更重要。绝不能随意倾向“自卫军”和“融合”的一方。
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