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每日阅读(7.31):ケヤキの葉

时间:2008-07-31 10:39:54  来源:本站原创  作者:Echo

「今年はケヤキが不気味な枯れ方をしています」と東京近郊の読者からお便りをいただいた。「葉が縮れたまま散らない」とある。家のそばのケヤキ並木を観察してみた。くすんだ茶色の葉が枝先で絡まり合い、素人目にも様子がおかしい。

くす・む

1 黒ずんだ渋い色になる。または、すすけたようなさえない色になる。「―・んだ茶色」

2 目立たない地味なようすになる。「―・んだ存在」

       东京近郊的读者寄过来的信中说到“今年榉树枯萎的样子有点不对劲”。并说到“叶片卷曲着一直没有凋落下来”。笔者也试着观察了下家附近林荫道上的榉树,叶片呈发暗的茶色,在枝端缠绕一起,就是从外行眼里看来也样子也觉得很不对劲。

 

 ケヤキの巨樹がある立川市の国営昭和記念公園を訪ねた。樹木医の川原淳さんによると、専門家の間でも話題になり始めたところだという。異変に気づいたのは春先で、花が例年になく多く咲いた。夏には緑の葉が茶色に変わり、秋には縮み出した。「病気ですか」と心配する来園者もいた。

       笔者去访问了立川市国营昭和纪念公园,公园里有一棵巨大榉树。据树木医生川原淳先生说,专家之间也开始讨论起这个话题了。初春时分便察觉到了有些不对劲,花比往年开得要多,到了夏季绿叶开始转成茶色,秋季时叶子已经开始萎缩。也有来访者担心着树木“是否染病了”。

 

 関東地方だけではない。京都府立植物園でも今年はケヤキの葉がよじれ、枯れが目立った。名古屋市の東山植物園では、カエデやモミジは例年通りだったのに、ケヤキだけ十分に色づかないまま秋を終えた。山陰や九州でも同様の例が見られた。

よじ・れる〔よぢれる〕【×捩れる】

 [動ラ下一]よぢ・る[ラ下二]ねじってまげたような状態になる。ねじれる。「ベルトが―・れる」「腹が―・れる」

       出现这一问题的不仅是在关东地区。京都府立植物园中,今年榉树叶卷曲着枯萎的样子也十分引人注目。名古屋市的东山植物园中,枫树和红叶还和往年一样正常,只有榉树没有完全变色便渡过了秋季。山阴和九州也看到有类似的例子。

 

 「ケヤキの葉が枯れたまま落ちない現象は十数年前からあるが、今年は特にひどい」。植物の生態に詳しい国立科学博物館の萩原信介さんは話す。病虫害ではないようだが、葉と枝を切り離す離層という部位が十分に育たず、北風に吹かれても古い葉が枝から落ちない。

       “数十年前起,榉树叶在枝头枯萎而不凋落的现象就存在了,不过今年特别严重。”深谙植物生态的国立科学博物馆的秋原信介先生说道。似乎也不是虫害,而是分离叶与枝之间的离层部位没有得到充分发育,因而北风吹拂时枯叶也不会从枝头落下。

 

 ケヤキは古名を槻(ツキ)と言う。万葉集にも歌われ、戦国時代にはお城の造営に使われた。現代では公園や街路でおなじみで、「けやき通り」や「けやき平」はあちこちにある。

       榉树古名称为“槻”。万叶集中也写到过,战国时期曾用过它来建造过城堡。现代公园和街道上榉树是随处可见,到处都有着“榉树大道”和“榉树平地”。

 

 地球温暖化のせいかどうか原因はまだ不明だ。米国の思惑もあって人類共通の温暖化対策がうまく進まない。しびれを切らしたケヤキが身を挺(てい)して何か警告しているのだろうか。

痺れを切ら・す

 1 長く座っていたりしたために、足の感覚がなくなる。痺れを切らす。

2 あまりに長く待たされて、我慢できなくなる。待ちきれなくなる。「なかなか来ないので―・して帰った」

       是否因为地球温明暖化至今尚无法确定。由于美国的立场,人类共同的温暖化对策无法顺利进行。榉树是等得不耐烦了,想要事先警告些我们什么吗?

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