每日阅读(9.04):110番通報
きのう1月10日は「110番の日」だった。各地で、それにちなむ行事もあっただろうが、110番通報を巡って残念なことが報じられた。7人もの犠牲者が出た長崎県大村市のグループホーム「やすらぎの里さくら館」の火事で、2分間の「空白」があり、消防の出動が遅れたという。
ちな・む【▽因む】 [動マ五(四)]
ある物事との関係をもとにして、他の物事が存在する。つながりをもつ。「干支(えと)に―・んだデザイン」「憲法記念日に―・む番組」
グループ‐ホーム【group home】
知的障害のある人が数人集まり、同居もしくは近くに居住する世話人の手助けを借りつつ、住宅で自立して共同生活すること。
昨天1月10号是“110之日”。想必各地也都举行了与其相关的活动,然而也听到有110有关的令人很遗憾的报道。发生于长崎县大村市智障者疗养所“安乐村樱花馆”的火灾造成7名人员死亡,据说火灾发生时有两分钟的“空白”,导致消防队行动过迟。
ホームからの火災の一報は、8日午前2時25分ごろ、県警本部に110番通報で入った。県警からの連絡で大村署が大村消防署に電話した。消防署側の説明では、受けた消防士は再確認を求め、いったん電話を切ったという。2分後に警察から電話を受け、34分に消防隊が出動した。
疗养所于8号凌晨2点25分左右向县警局本部110报了火警。县警局通知了大村市警局后,大村市警局给大村市消防局打了电话。据消防局的解释,接电话的消防员要求对方再次确认,便挂断了电话。两分钟后消防局再次接到警局的电话,34分钟后消防队开始出动。
消防署側では「1分1秒を争う状況では、あってはならないこと。大変申し訳ない」と話している。2分で、あるいは誰かを救えたかも知れないと思うと、やりきれない。この2日前に、消防署に「市内のホテルで火災」との虚偽通報があったというが、痛恨の足踏みとなった。
消防局方面道歉说:“在这种争分夺秒之际,我们犯下了无可挽回的错误。实在对不起。” 笔者忍不住去想,两分钟或许就能救下某个人。据说两天前,消防局接到了虚假报案说“市内旅馆发生了火灾”,但没想就这样酿成了千古恨。
この火事は高齢社会で急増するグループホームのもろい一面も浮かび上がらせた。「これまではケアの質ばかりを考え、防災は二の次だった」。長崎県内で三つの施設を運営する認知症高齢者グループホーム協議会長の渡辺登さんの言葉が重い。
这场火灾也反应出高龄社会里急剧增长的疗养所的脆弱之面。“至今为止,我们考虑的都是对怎样照料老人的生活,却将防灾放到了第二位”。在长崎县经营有三家福利设施的高龄者认知障害疗养协会会长渡边登的这番话实是意味深长。
高齢者の施設で働く介護職員の一番のストレスは「夜勤時の不安」という介護労働安定センターのアンケートもあった。火を出さないことが基本だが、素早く火を感知する手だても整える必要があるだろう。
据看护劳动安定中心的问卷调查显示,在高龄者福利设施中工作的看护人员感到最有压力是“值晚班时的不安”。自己不引起火灾是最基本的一条,此外也有必要制订程序,尽早发觉引起火灾的隐患。
110番と119番は、いざという時の「いのちの回線」だ。一時(いっとき)も途切れないでほしい。
110和119是在人们性命攸关时 “生命转机的希望”。希望它永远不会被挂断。
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