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每日阅读(9.08):自由と沈黙

时间:2008-09-08 09:54:31  来源:本站原创  作者:Echo

「申し訳ございません。拒絶させてもらいます」。耐震強度の偽装事件をめぐる国会の証人喚問で、小嶋進・ヒューザー社長の回答拒否は、30回近くに及んだ。

       “非常抱歉,我无可奉告。”国会就耐震强度资料伪造案件传讯证人时,HUSER公司社长小岛进近30次拒绝回答问题。

 

 テレビの中継を見て、歯がゆい思いをした人も多かっただろう。しかし法律では、正当な理由があれば証言を拒否できると定められている。自己に不利益な供述を強要されないという憲法の規定もある。

は‐がゆ・い【歯×痒い】

[形]はがゆ・し[ク]思いどおりにならなくて、いらだたしい。もどかしい。「―・くて見ていられない」

   想必看了电视转播后不少人心中都是忐忑难安吧。但是法律规定,在有正当理由的条件下证人可以拒绝提供证词。同时宪法也规定不能强制他人去做对自身不利的供词。

 

 拒否が連発された喚問には、ほとんど意味が無かったかといえば、そうではない。小嶋社長が回答を拒んだのは、こんな項目についてだった。「構造計算書の偽造を、いつ、どこで知ったか」「ヒューザーで急きょ開かれた会議の内容」「販売中のマンションが問題物件だと、いつ認識したのか」

       证人连番拒答,传证是否就是毫无意义了呢。事实并非如此。小岛社长所拒绝回答的,是与这些这些项目相关的问题。“你是什么时候,从什么地方得知构造单有假?”“HUSER公司在紧急会议上讨论了什么内容”“你什么时候知道贵社正在销售的公寓存在问题的?”

 

 いずれも、事件の核心部分にあたる。回答を拒むのは認められた権利の行使だが、証人にとっては不利な事態を招く一面もある。肝心なところで明確に否定しないことで、暗に認めたとも取られかねないからだ。世間が、やはり後ろ暗いところがあるのかといった見方に傾くとしても、口を開くよりはいいと考えたのだろうか。「黙して語らず」というが、黙してもなお語るところがあったように思う。

       每个问题都直入案件的核心。尽管证人有权利拒答,但另一方面也可以看出,这些问题将会给证人带来不利的影响。证人没有明确否认最重要的地方,人们可能就会认为他默认了事实。难道小岛社长觉得开口做证如此之难,甚至不惜让世人怀疑自己背后存在有黑幕吗?小岛社长一直“沉默是金”,但沉默中仍表达出了自己的意思。

 

 フランスの政治思想家で法学者だったモンテスキューが述べている。「自由とは法律の許すすべてをなす権利である」(『法の精神』岩波文庫)。

       法国政治思想家法学家孟德斯鸠曾说过:“自由是在法律允许范围内的权利。”(《法律的精神》岩波文库)

 

 国会で黙された部分の実相が、「法律の許すすべて」の範囲を踏み外していなかったかどうか。その究明はこれからだが、沈黙は、問題のありかを繰り返し指し示していた。

あり‐か【在り▽処・在り▽所】

物のある場所。人のいる場所。所在。居所。「財宝の―」「敵の―」

       小岛社长在国会传讯时保持沉默的那部分真相,是否超出了“法律允许”的范围呢?答案仍待揭明,但小岛社长的沉默业已多次指明问题的所在了。

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