每日阅读(9.25):コーヒー
米政界の長老で、駐日大使を長く務めたマイク・マンスフィールドさんは生前、自ら来客をコーヒーでもてなすことで有名だった。「コーヒーを一杯いかが」と聞くと、大使室の奥の小さな台所に入り、カップを運んでくる。
长期就任驻日大使的美国政界名人麦克·曼斯菲尔德生前因亲自泡咖啡招呼客人而闻名。“来杯咖啡吗”,问过客人后,他便去大使馆的小厨房里把杯子端过来。
ケネディからフォードまで4代の政権下で、上院院内総務という米議会のトップポストを史上最長の16年間も務めた。黒人差別の問題に取り組み、ベトナム介入にも早くから批判的で、「米国の良心」と評された政治家だ。そんな大物がお茶を入れる姿は、日本人に強い感銘を残した。
从肯尼迪到福特整整4代的政权下,麦克就任于美国议会最高位置上院院内总务一职达史上最长的16年之久。他曾努力致力于解决歧视黑人问题,并很早就对美国介入越南持批判态度。是一位拥有“美国的良心”美誉的政治家。这样的大人物亲自沏茶的样子,让日本人们深受感动。
晩年にワシントン市内の事務所で取材したときも、97歳の同氏が、バランスを失いそうになりながらコーヒーを持ってくるのに恐縮したものだった。このほど翻訳された伝記『マイク・マンスフィールド』(オーバードーファー著、共同通信社)を読んで、そのコーヒーの謎が解けた。
晚年在华盛顿市内的事务所中采访时,97岁高龄的麦克还颤巍巍地端来咖啡,实是诚惶诚恐。读过这本传记《麦克·曼斯菲尔德》(欧芭德法著 共同通信社)的日译本后,咖啡之谜才彻底解开了。
大使に赴任したのは77年。当時はまだ一般的だった日本女性のお茶くみの慣習への抗議の意味が込められていたという。お茶くみは、それをさせられる人をおとしめると彼は考えた。「私がコーヒーを入れることで、彼女たちの立場を楽にしてあげたかった」と著者に語っている。
1977年,麦克赴任日本大使。当时,一般沏茶的都是日本女性,麦克的这一举动含有抗议这一习俗的意思在内。他认为,日本女性被强制去沏茶是一种瞧不起她们的行为。于是对著者说“我想,我也亲自泡咖啡,或许能让她们的地位轻松点吧。”
下積みの長い前半生が、そんな配慮を生んだのかもしれない。年齢を偽って14歳で海軍に入った。除隊後は鉱山労働者として働く。教員のモーリーン夫人の支援で大学に入ったのは28歳の時である。
或许是长期不得志的前半生让麦克对劳动人们怀有这种无微不至的关怀之情。14岁时谎报年龄加入海军,退伍后又去矿山劳动。直到28岁,才在教师莫琳夫人的帮助下进了大学。
ちなみに、あのときとてもおいしく感じた大使の入れたコーヒーは、伝記を読むと、インスタントだったようだ。
顺便提一句,读过该传记后,才知道大使所泡的美味咖啡似乎是速溶的。
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