每日阅读(10.6):安全の目
琵琶湖のほとりに広がる滋賀県の長浜市で、ふたりの幼稚園児が刺殺されるという事件が起きた。容疑者として逮捕されたのは、近所に住む別の園児の母親だった。
位于琵琶湖畔的滋贺县长浜市内发生了一起两名幼儿园幼童被人刺杀的事件。被逮捕的犯罪嫌疑人竟是住在附近的另一个幼儿园孩童的母亲。
いっとき耳を疑った。これまで、部外者が学校に侵入して多くの子どもを殺傷したり、学習塾で講師が児童を殺害したりといった凶悪な事件はあったが、今度のような事件までは想像できなかった。
一时不敢相信自己的耳朵。至今为止,也发生过不少诸如外人潜入学校杀伤多名学生,或是私塾老师杀害儿童一类的恶性案件,但像这次一样的案件实在令人难以想象。
事実関係は、まだ詳しくは分からない。しかし事件は、幼稚園への子どもたちの送迎という、いわば日常の繰り返しの中で起きた。同じようにして送迎している人たちの間では、不安が広がりかねない。
事情原委暂时不太清楚。但这一案件发生于接送幼儿园小朋友这种日常行为中,可能会给其它接送孩子的人们带来不安。
子どもを狙った事件の続発に対し、日本の各地では、悩みながらもさまざまな試みが行われてきた。親たちが手分けして送り迎えするのは最も安全と思われる方法で、いわば切り札だった。昨日は、それが崩れてゆく思いをした人も少なくなかっただろう。これと同様の事件が続くとは考えにくい。しかし、親とその周りにいる人々は、何とか防ぐ手だてはないものかと思案せざるを得ない。
针对接二连三发生的以孩童为下手目标的案件,日本各地政府都在苦恼的同时试行了各种方法。让父母分头接送是最安全的方法,也可以说是最后的手段了。想必昨天不少人的这一想法也破灭了吧。虽然很难认为还会有类似案件发生,但是父母及其周围的人们也不得不担心,就真没有保护方法了吗。
自分の子は自分で守る。まずは、この原則に返るしかないのか。実際には、十分に手が回らないこともある。送り迎えを複数でするのは有効だが、どの地域でも可能とはいえない。衝撃的なこの事件でたじろぐことなく、地域に芽生えつつある新しい「安全の目」を、さらに強く育てていく必要があるだろう。
自己来保护自己的孩子。首先是不是只能回到这一原则上了?然而现实里也有忙不过来的时候。接送孩子确实是个有效的办法,但并不是在每个地方都可行的。不要因为这种令人震惊的事件而退缩,而应该更好地培育在这片地域萌芽的新生“安全之网”。
若奈ちゃん、そして迅(じん)ちゃん。家族の愛情と願いとが込められたその名前を見ていると胸が詰まる。ふたりとも五つだった。
若奈小朋友和迅小朋友。看到这一倾注着家族的爱与心愿的名字,顿时感觉心里很难受。两个孩子都才五岁。
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