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每日阅读(10.24):遺失物と拾得物

时间:2008-10-24 10:01:17  来源:本站原创  作者:Echo

忘れ物と落とし物は違う。電車の棚に置いてきた物を、落とし物とは言わない。いつの間にかポケットから消えた鍵を忘れ物とは言わない。双方合わせたのが遺失物で、それが拾われて拾得物となる。

       忘了东西与掉了东西不同。忘在电车棚架上的东西,不能说是掉了东西。不知何时从口袋里消失了的钥匙,也不能说是忘了东西。两方面加起来则是遗失物,当有人拾到遗失物时,就成了拾得物了。

 

 拾得物で一番多いのは、やはり傘類だという。警察庁の04年の統計では約15%を占め、次いで、裸の現金、小物の衣類、財布類となっている。全体では1千万点を超えた。

       据报导,拾得物中最多的还是伞类。在警局04年的统计中,伞类约占有15%,然后是现金,小件衣物,以及钱包。总共加起来超过了一千万件。

 

 遺失物法の改正案が先日、閣議決定された。膨大な品々を効率的に処理するため、6カ月だった拾得物の保管期間を3カ月に縮める。また、警察署ごとに管理している情報を集約して、インターネットで公開するという。時の流れを映す改正だが、要は、再び手にしたいと望む人にできるだけ早く、より多く戻る仕組みになればいい。

       前些日子,内阁会议上确立了遗失物法案的修改案。为了有效地处理数量巨大的拾得物, 6个月的拾得物保管期将缩短为3个月。此外,据说还将收集每家警局所管理的拾得物信息,将其公布于英特网上。这一修改案确实反应了时代的风潮,但关键是,如果能设立方案,能更快更多地将拾得物归还给急切想取回自己物品的人们就好了。

 

 現代ドイツの作家ジークフリート・レンツの小説『遺失物管理所』(新潮社)は、忘れ物や落とし物を巡る人模様を描いている。駅の管理所を舞台にして、婚約指輪や芸人のナイフ、僧服などにまつわる物語がつづられる。

       德国现代作家西格弗里德·仑兹的小说《遗失物管理所》(新潮社)中描写了人们围绕着遗失物与拾得物的活动。该书以车站的管理所为舞台,说的是与结婚戒指,艺人的刀子以及僧服等物品相关的故事。

 

 窓口で、物をなくして駆け込んで来る人や届け出る人に日々応対している青年ヘンリーが語る。「嘆いたり、不満を口にしたり、自分を責めたり。そして、希望の光が差し込んできたり、ぼくがうまく慰めたりできたときの、あの喜びよう……ぼくまでその人に負けず劣らず幸福な気分になってしまうんですよ」(松永美穂訳)。

       青年亨利每天从窗口接待着那些遗失了物品而飞奔过来的人们,以及过来上报遗失的人们。“或是叹息,或者抱怨,或是自责。然后,或是看到一丝希望的光芒时,或是我巧妙地安慰了他们时,他们脸上写满的欣喜……我都觉得自己和他们一样喜悦了。”(松永美惠译)

 

 なくす、届ける、見つける。あるいは、見つからない。現実の警察や駅の遺失物管理所でも、それらが日々交差している。

       遗失。上报。找到。或是,没有找到。这些事情,也天天发生于现实的警局及车站的遗失物管理所。

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