每日阅读(11.18):高層のマンション
_= 自宅まであと20歩ほどというから、いわば玄関先だ。学校からそこまで帰ってきたのに「ただいま」と言えなかった。川崎市のマンションの15階から投げ落とされ、殺害された小学3年の山川雄樹君と家族の無念さは、計り知れない。
离自己家只有20步距离,可以说已经走到玄关前了。已经从学校回到这儿了却不能说“我回来了”。川崎市有人将小学三年级山川雄树小朋友从公寓15层处推下楼,将其杀害。山川小朋友及其家人的悲痛之情实在难以估量。
家の玄関先までが凶行の現場にされるのでは、どうしたら子どもたちの身を守れるのかと暗然とした気になる。しかし、このマンションの通路のような場所は至るところにあり、住民は日々行き来しなければ暮らせない。何か手だてはないのだろうか。
自家的玄关前不远之处竟成了凶案现场,不由让人心情黯然,担心该怎么做才能保护好孩子们。然而,像这座公寓的过道一样的地方到处都是,居民们每天不从这儿过往就无法生活。就没有什么办法了吗?
マンションは家の集合体だ。平地なら、家と家の間には路地がある。かつて町の路地といえば、ほぼいつもだれかの目があり、声をかけあう姿があった。それが子どもを見守ることにもなったが、時代とともに、煩わしいこととして避ける習わしができた。
公寓是家的集体。如果是平地的话,每家每户的房子之间还隔有一段小巷子。说起以前城市里的小巷子,基本上随时都能看到有人在,听到有人打招呼。这样就能照看到孩子了,但随着时代的发展,人们把这也当成种麻烦事,慢慢就习惯避开这事了。
今では超高層のマンションも珍しくない。しかし顧みれば、多くの人が高層住宅に住むようになって数十年しかたっていない。マンションの通路だけでなく、階段やエレベーターも、新しい路地として見直すことはできないだろうか。
如今,超高层公寓楼也不鲜见。但回想一下,大多数人住进高层住宅都只有数十年时间。不仅是公寓间的过道,楼梯和电梯这些难道都不能当成新的“小巷子”来看吗?
この事件は、高さが「凶器」になりうることも改めて示した。それを防ぐには、通路や階段に鉄格子でも取り付けるしかない。実際、東京の高層団地の代表格の高島平では、3階以上の通路の外側に金属のさくを巡らせた棟がある。
该案再次昭示了高度可能成为“凶器”。为了防止这一可能,只能在过道和楼梯上都安装上铁格。实际上,东京高层住宅区的代表性住宅区高岛平内,有几栋公寓在三楼及三楼以上的过道外侧围上了金属栅栏。
昭和50年代に飛び降りが続いたためで、ヒマワリやチューリップの形にデザインされていた。そんな鉄の格子だけでなく、住む人たちの目や声という生きた格子にも命を守る力があるはずだ。
昭和50年代不断有跳楼事件发生,因此有的公寓设计了向日葵或郁金香形状的铁栏,除了那样的铁栏外,居民们的眼睛和声音这一活生生的“格网”应该也具有保护生命的力量。
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