每日阅读(11.26):ないたクジラ
鹿児島県の沖合で、高速船が何かにぶつかり100人以上がけがをした。乗客は座席から放り出され、船の天井がはがれ落ちたというから、衝撃の大きさがうかがえる。
鹿儿岛县附近的海域上,高速船舶碰撞到某物,一百多人受了伤。据报道说,乘客们从座位上被抛了出去,船内部的天花板也剥落并掉了下来,由此可以看出冲撞力之大。
ぶつかったのは、クジラだった可能性が大きいそうだ。高速船は、高速道路の車並みの時速80キロぐらいで航行するという。衝突防止には、双眼鏡による見張りの徹底などが挙げられているが、完全に避けきるのは難しいのだろう。
据说撞到的东西很有可能是鲸鱼。当时高速船舶正以高速公路上车辆的一般时速——80公里/时的速度在航行。也贯彻执行了用双筒望远镜监视等防止冲撞的措施,但还是难以彻底避开。
クジラとの衝突だとしたら、クジラの方も無事では済まなかったのではないか。高速船の水中翼は、クジラや魚にとっては突進する巨大な刃物のようなものだ。
如果真是与鲸鱼相撞,鲸鱼恐怕也难以毫发无伤罢。高速船舶水中的翼板对鲸鱼和鱼类来说,无异于向前突进的巨大刀刃。
「くじら法会(ほうえ)は春のくれ、/海にとびうおとれるころ」。『金子みすゞ豆文庫』(JULA出版局)の「くじら法会」の出だしだ。みすゞが生まれ育った山口県長門市では昔、クジラ漁が盛んだった。江戸時代に漁師たちが建てたという鯨墓があり、法要が営まれてきた。
“鲸鱼法事总在暮春/正值能在海里捕捉到飞鱼之际”这是《金子美铃豆文库》(JULA出版局)的《鲸鱼法事》开头的一节。美铃从小生长山口县长门市,过去这儿的捕鲸业很昌盛。据说还有一座江户时期渔师们所建立的鲸墓,一直在为鲸鱼举办法事。
詩は「はまのお寺で鳴るかねが、/ゆれて水面(みのも)をわたるとき、/村のりょうしがはおり着て、/はまのお寺へいそぐとき」と続く。そして、まなざしは海の方へと向かう。「おきでくじらの子がひとり、/その鳴るかねをききながら、/死んだとうさま、かあさまを、/こいし、こいしとないてます」
诗中接着写道:“海滨的寺院中古钟的长鸣/穿越荡漾的水面之时/村中的渔师们身着和服外褂/匆匆赶往海滨的寺院之时”。然后,目光投向了海面。“大海中 一只小鲸鱼/听到悠悠的钟声/深深地 深深地怀恋起已故的父母/洧然泪下”
便利さを追求してきた現代だが、この事故は速度と安全との兼ね合いを問いかけているようにみえる。クジラを、船の障害物とみるだけでいいのか。みすゞの、あらゆるものを慈しむ気持ちが、ひいては人の安全を保つ手だてにつながるのかもしれない。
现代社会中人们孜孜不倦地追求着便利,这一事故也像是在质问速度与安全是否可以兼得。将鲸鱼只看成船舶的障碍物就行了吗?美铃悲天悯人的善良之情,或许进一步也与保障人们安全的手段相关。
- 相关热词搜索: 每日阅读
- 上一篇:每日词汇(11.26):おおすじ(大筋)事情的梗概
- 下一篇:每日语法(11.26):にしても
相关阅读
- 每日阅读(3.20):万里の長城03-29
- 每日阅读(3.21):和解03-29
- 每日阅读(3.22):梵帝冈...03-29
- 每日阅读(3.23):現代風の大厦高楼03-29
- 每日阅读(3.24):小泉首相はジャカルタで演説した03-29
- 每日阅读(3.25):血液型診断03-29