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每日阅读(11.28):借金

时间:2008-11-28 00:33:05  来源:本站原创  作者:Echo

石川啄木の「悲しき玩具」に、こんな歌がある。何故(なぜ)かうかとなさけなくなり、/弱い心を何度も叱(しか)り、/金かりに行く。

       石川啄木的《可悲的玩具》中,有这样一首歌。不知为何 莫名地感到自己越来越没用/无论孱弱的心灵被斥责多少次/还是跑去借钱。

 

 啄木の友で義弟でもあった宮崎郁雨が、この一首を掲げながら、啄木が書き留めていたという「借金メモ」について一文を書いている。メモでは相手の姓のみを記したものが多いが、郁雨は土井晩翠、金田一京助、北原白秋、小山内薫、吉井勇などの名を読みとっている。相手方は数十もあり「よくぞこれ程多勢の対手から借金したものだと、唯々驚歎するのである」(『石川啄木全集』筑摩書房)。

きょう‐たん〔キヤウ‐〕【驚嘆・驚×歎】

 [名](スル)すばらしい出来事や、思いも及ばない物事に接して、おどろき感心すること。「―に値する」「最新の科学技術には―するばかりだ」

       啄木的友人兼义弟宫崎郁雨在刊登这首诗的同时,写了一篇关于啄文所记录的“借款备忘录”的文章。备忘录中很多地方只记下了对方的姓氏,但郁雨还是读出来其中有土井晚翠、金田一京助、北原白秋、小山内薰和吉井勇等名字。借贷者达数十人,“竟能从这么多人那儿借钱,惊讶之余,佩服不已。”(《石川啄木全集》筑摩书房)

 

 今で言えば「多重債務者」だろうが、啄木は金田一らの厚い友情と犠牲があって、詩歌の道を歩むことができた。しかし普通は、債務者には取り立てが待っている。

       如今来看,他算是“多重负债者”了。啄木以与金田一他们深厚的友情为牺牲,终于踏上了诗歌的大道。但一般来说,等待欠债人的是催还债款。

 

 金融庁は、消費者金融の大手「アイフル」が複数の店で強引な取り立てをしていたとして、全店での業務の停止命令を出した。高い業績をあげる一方で、強引な取り立てへの苦情が急増していた。

       消费者信贷大企业“aiful”的数家店强行追催缴贷款,金融厅下达了全店停止业务运行的命令。在取得优良业绩的同时,也收到不少关于强行追催贷款的抱怨声。

 

 近年、この業界で客獲得の武器になっているのが、自動契約機だという。「むじんくん」「お自動さん」「いらっしゃいまし~ん」「¥enむすび」。人と顔を合わせずに、気楽に借りられますよ、と誘う。しかし、どんどん貸してどんどんもうけようという狙いも見え隠れする。

みえ‐がくれ【見え隠れ】 

1 《「みえかくれ」とも》見えたり隠れたりすること。「車窓に―する海岸」

2 建築部材で、隠れていて見えない所。

       最近,在这一业界中招揽顾客的法宝是自动契约机。“无人君”“自动先生”“欢迎光临”“与¥的亲密接触”。利用不需要与人碰面就能轻松地借钱这一点来吸引顾客。但是,也能隐约看出他们多借多赚的目的。

 

 安易な借金は、慎まなければならない。一方で、こんなあおり方を続けていていいのだろうかとも思う。借金が膨れあがって、人生を大きく狂わせてしまう人は少なくない。業界も、行政も、考え直す時ではないか。

       我们必须慎重对待轻松到手的借款。另一方面笔者也想到,这种煽动式的经营方式一直持续下去真的好吗。不少人负债累累,人生也变得混乱不堪。业界和行政单位都应该再次考虑下吧。

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